Honda F1 優勝おめでとう🎉
2006年以来の13年ぶり
第4期として2015年に復帰後、初優勝を飾りました👏
壁に書かれている、
数えきれない悔しさが、私たちを強くした
このフレーズ、グッと来ます!
エンジニアの苦闘と努力がわかるだけに、胸が熱くなる。
Honda製のPU(パワーユニット)を搭載する、
Aston Martin Red Bull Racing <レッドブルレーシング>
今年から、ホンダとタッグを組むことになりました。
(昨年まではルノー製のPU)
※パワーユニットとは、エンジンとモーターアシストなどの最先端のハイブリッドシステムのことです。ブレーキの運動エネルギーと排気の熱エネルギーを電力に回生します
ハイパワーと高効率を両立しています。
優勝したのは、マックス・フェルスタッペン選手。
メルセデスの9連勝を止めました‼️
彼は、まだ21歳。
表彰台に上がると、ホンダに敬意を表しました。
・ホンダをリスペクト
ホンダは復帰後PUに最初は火も入らず徹夜で作業し、始動したと思ってもすぐに壊れ、あるいはパワー不足を批判されてきた。
彼らの、そんな苦労があってこその勝利。
この1勝は、1勝以上の価値がある。
現在のF1レースは、エンジンパワーだけでは勝てません‼️
今シーズンもっとも馬力があると言われているフェラーリが、まだ未勝利に終わっています。噂では、1000馬力超えてます。
馬力を生かすも殺すも、車体(フレーム)次第なんです。しかし車体が良くても、あまりに非力なPUではさすがに勝つことはできません。
レースは、車体とPUのパッケージとしての総合力が問われます。ランバイクレースも一緒だな。
さらに言えば、このパッケージの性能を引き出すドライバーとチームの能力、タイヤの使い方やレース戦略などチームの総合力が、レース結果を大きく左右します。
モータースポーツもランバイクレースも、基本は一緒!
・エンジンを鍛え
・マシンのアップデートを重ね
・戦略を立てる
小さな積み重ねが、大きなものへと変わっていく。
開発が止むことはない!
レッドブルホンダの年間チャンピオン獲得に向けての挑戦は、まだまだ続きます。応援をよろしくお願いいたします!
ここで終わらないのが、ランバイクカスタム講座 🤣
F1エンジンの凄さを、解説します!
そもそもクルマのエンジンは、熱効率が30%です。
エネルギーの70%を捨ててます。
・主に熱損失
エンジンの熱くなった部分を無駄にしてる。
熱効率の向上が、エンジニアのテーマです‼️
・燃料の持つエネルギーをどれだけ取り出すことができるか?
F1のパワーユニットの熱効率は、50%を超えています。
(メルセデスのPUのベンチテストの結果)
マジか💦
脅威的なエンジンです!
・歴史上最も効率的なレーシングエンジン
今まで捨てていたエネルギーを、無駄にしてません。
ホンダはエンジンは作れたが、この回生システムでトラブった💦
では具体的にパワーユニットの構成は?
①まずICEと呼ばれる、従来のエンジンがあります。
1.6LのV6エンジンです。
②次にターボチャージャー
エンジンの排気ガスを利用して、コンプレッサー(風車)を回してエンジンに送り込む空気を大量に増幅させています。
人間も走ると、酸素が必要!
クルマも同じで、多くの酸素が必要です。
エンジンは生き物です。
呼吸をしている
③MGU-K
この辺から難しい💦
キネティックの略で、運動エネルギーを指します。
350kmから70kmまで、急減速する運動エネルギーをモーターに取り込みます。
で、その電気エネルギーをバッテリーに送るのがMGU-K。
ブレーキの熱を取り込んでいる、素晴らしい機構。
このパワーは、実に160馬力にも及ぶ。後輪から取り出してます。
④MGU-H
ヒートの略です。
エンジンの排気熱で発電します。
原理はMGU-Kと一緒ですが、エンジンから取り出しています。
そして、ターボチャージャーのサポートもしてます。
アクセルを開けた時に、回転スピードを上げてターボラグを抑えます。
⑤エナジーストア
MGU-KとMGU-Hから取り出した電力を蓄えるバッテリーです。
ブレーキや排気からの熱によって生み出された電気エネルギーは、現代のF1では、必要不可欠な動力源です。
マシン内部に貯めておき、必要に応じてモーターから駆動力を発生させます💨
前のクルマを抜く時、抜かれたくない時など様々な用途がある。
・この力をどこで使うかが鍵
このエネルギーマネージメントをデプロイメントと呼びます。
以上の構成を称して、パワーユニット(PU)と呼んでいます!
エンジンって、面白いと思いませんか?
えっ💦僕だけ