ノルウエーのバイアスロンの強さはもはや伝説となったオーレ・ビヨルン・ダーレンの時代から断トツで、最近では3つの表彰台を独占する事が珍しくない。マルタン・フルカッド(仏)が現役の時代は個人レースでビヨルン・ダーレンの弟子ともいえるヨハネス・ブーとたびたび首位争いをして観衆を沸かせた。マルタン引退後フランスの後継者たちは強力なリーダーを失ったせいでやはり気力を失ったのか振るわず、ノルウエーの独擅場となった感あった。それもあって今シーズンのフランス若手選手の活躍はファンにとってとても嬉しいニュースなのだ。
ノルウエーにはかなわないにせよ、ほかにもヨーロッパにはバイアスロン強豪国が幾つもある。その第一に挙げられるのがドイツ。
リレーなどチームプレーに強いし、アルント・ファイパーやベネデイクト・ドルなど平昌オリンピックで優勝した強い選手が多くいる。女子選手ではラウラ・ダールマイヤーが一時代を築いた。
W杯は開催年によって選手の体調も変り順位が移りはする。今年はロシアが強い。ロギノフが数種目で優勝した。また男子と女子では常勝選手が違う。女子で強いのはイタリア。ドロテア・ウイーラー、ヴィットジなどが代表的選手。
そして3年くらい前からスエーデンの上位進出が目立つ。ハンナ・エーベルグが今シーズンやたらと強い。彼女は身長178cmと長いコンパスを活用して滑る。男子ではセバスチャン・サミュエルソンが活躍している。
これらの国の代表選手に混じって10位入賞者の中には大抵フィンランド、ベラルーシ、ポーランド、オーストリア、スイスがいる。ほかにもスロヴェニア、ウクライナ、エストニア、スロバキア、たまにUSAとカナダが上位入賞を果たす。この2・3年でレース前半で韓国と日本が顔を出すことが多くなった。日本の女子では立崎芙由子選手の名前を見ることが多い。やがてはアジアのこの二つの国が上位入賞を果たす日が来ることを楽しみにしています。
今日はドイツチームのユニフォームの色について書きます。
黒いタイツに黄色いジャージー、少し濃い目の黄色だと思ってたのですが調べてみるとこれ本当は「金色」なんだって。そしてやっぱり国旗から来てるんだね。
ウイキペデイアにはドイツの国旗についてこう定義しています:等間隔の水平境界で分割された三色旗で、上から順に黒・赤・金の三色で構成されている。
この色について、在日ドイツ大使館は「色の由来についての定説はない」としてますが、杉浦忠夫氏は、1813年のナポレオン戦争時にルートヴィヒ・アドルフ・フォン・リュッツォウ率いるリュッツォウ義勇軍の軍服(黒地に赤の襟、金のボタン)と、リュッツォウ義勇軍の志願兵として参戦したイェーナ大学の学生が1815年6月に結成した「イェーナー・ブルシェンシャフト」の旗印・制服の色に由来するとするのがほぼ一致した説だとされてるそうです。
そして、ブルシェンシャフト形成に重大な影響をあたえたフリードリヒ・ルートヴィヒ・ヤーンの1849年1月15日に行われた演説によれば「黒・赤・金」はそれぞれ「名誉・自由・祖国」を表し、ルートヴィヒ・ベルクシュトレッサーによる1948年9月の演説によれば「統一と自由(Einheit und Freiheit)」、「自由のなかの統一(Einheit in Freiheit)」の伝統を表現しているとされる。1848年革命(ドイツ三月革命)ではドイツ統一を求める自由主義者らが黒赤金の旗をシンボルとした。
フランスの三色旗の「赤」とドイツの三色旗の「赤」とで「赤」が象徴する意味が違うんだね。フランス(旧ソ連とかも)では赤は平等を表してるのに、ドイツでは「自由」を表してる。
筆者がフランス滞在で得た経験によれば、「自由と平等」は互いに相反する矛盾する概念だと思う。それぞれを極端に推し進めれば必ず闘争が起こり、どちらかを犠牲にしなければならない。急進的に平等を求めれば自由を求めるインテリや都会型の自由主義者、自由な企業 投資活動で金儲けを目指す金融資本家たちの活動を制限しなければならない。統一を急進的に推し進めるとナチス政権時代のように自由が抑圧される。
ドイツは長い間諸侯乱立が続き統一国家となったのが遅かったというお国柄もあって「赤い」色に託す考えも違ってくるのだろうね。
とまれ、ユニフォームの濃い黄色が国旗の金色に由来してるという新しい発見でした。
