山の中の一軒家の我が家。
良くも悪くも自然と共存しながら生活をしている。
15cm以上もある巨大ヤモリは今や見慣れたもの。笑
我が家の裏敷地では義理兄が養蜂を行なっている。
今やその美味しさに慣れきってしまっている我が家では、外の蜂蜜に手を出す機会がなくなってしまっているほど。
日本の家族からは夏に必ずリクエストされるほどの逸品である。
ところで、、
養蜂をしているということは、ミツバチとも共存しているということである。
当初は怖がっていた蜂も、今は怖いと思うことはなくなった。
蜂は自身の生命の危機を感じる時に攻撃をしてくるのであって、こちらがむやみに騒がなければ何もしてこない。
ちなみにミツバチは、比較的穏やかな部類だという。
実はここ数日、夫がスズメバチに執拗に狙われ攻撃をされるということが幾度かあった。
その攻撃の仕方があまりに異常で、あたかもストーカーのように執拗に夫を追いかけまくっていたのには本当に驚いたもの。
なぜなら、近くにいた私や娘には目さえ向けてこなかったのである。
そして気の毒な夫、とうとう一箇所を刺されていた。
(幸いにして、特に事なきを得ていたけれど)
彼はこの田舎で育っているため、自然界の掟のようなものをよくよく心得ている。
なのでもちろん、ススメバチに対して奇声をあげたり、彼らに対して嫌がらせのようなことをした覚えはない、と言う。
そんな夫が大声を発したのが昨朝のこと。
あまりに大声を上げているのでこちらが驚いてしまい、二階から彼の声のする一階の書斎へと向かっていたその時、
こっちに来ないで!!
と大声で言われ、そのまま書斎の戸をバタンと閉められてしまった。
その後も彼の奇声やら窓を閉める大きな音やらが響き渡っていて、
一体、何が起こっているの?
と娘と二人で首を傾げていた。
数分後、、
スズメバチが僕を攻撃してきた理由がようやく分かったよ。
そう言いながら、私たちに見せたもの。
それは
スズメバチの巣!
なんと、書斎の窓の外側の鎧戸と網戸の隙間に、
いつの間にか巣を作っていたのである。
最近、朝夕にその部屋の鎧戸を開閉しているのが夫である。
きっとそこで生活をしていたスズメバチたちは、その度にビクビクとしながら夫を見遣っていたのだろう。
なにせ、ずっしりと重くて古い鎧戸である。
開ける毎にびっくりするような金属音を立てるのである。
ちなみにスズメバチには、見張り役やら家事担当やらと一匹、一匹に役割があるようである。
どうやら夫を狙ったと思われるのは、見張り役のスズメバチだったらしいとのこと。
生きとし生けるものを殺すのは本来苦手な夫も、
今回ばかりはすぐにスプレー処置を巣に施していた。
もし私が、書斎の鎧戸の開け閉めをしていたら???
考えただけでもゾッとする。
実は日本に一時帰国するまでは私がしていたのだ。
不幸中の幸いとはこのことかもしれない。
夫には悪いけれど、私にはスズメバチと戦う勇気は持ち合わせていなかっただろうから。
色々とある田舎暮らしである。笑
夏野菜のミルフィーユ仕立て
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