年明け早々の入院騒ぎ、愛犬の痛みへの苦悩にプラスして、クリスマス休暇中だった娘からのいつもの”ひとこと”。

”ママはいっつも携帯ばかり”

実は愛用中のマックまで機能しなくなり、最近のブログ記事はすべて携帯から記載しているという有様で、とても時間がかかっている。
そのため、暇を見つけては携帯を手にしていたのだが、やはり娘からお小言が。
頭では解っていたのだ。

入院という機会を機にブログから遠離ろう、、

そう決めたのが今年の元日だった。
本当によい機会に思われた。
携帯を毛嫌いしている夫よりは、一度携帯を壊されそうになったことまであったから。笑

そんな想いで元日の私の記事、こちらを記載していた。
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入院予定だった4日。
全ての検査や入院手続きまで終えて、病室まで与えられていた私の前に現れた医師。

”ヘモグロビン7.5という数値はあまりにリスクがありすぎますので、今日の手術は延期しましょう。まずは重度貧血の治療から始めて行きましょう”

そういわれて退院手続きに至るのだが、この退院手続きを待つ時間、ベット上で私がしていたのは、なんとブログ記事を書くことだった!!


あれほど頭ではブログから遠離ろうと決めていたのに、手術キャンセル(延期)と同時にブログ延期もキャンセルにしてしまっていた自分がいたからもう呆れるしかない。

迎えに来た夫が、呆れ顔で私を見ていた。
自分でも解っている。
ある意味私は、病気なのだ。苦笑



元々活字オタクだった私。
やはり文章と接していることが好きで好きでたまらない。
以前にもブログ内で記載していたが、おしゃべりなくせに、肝心なことは私の口からはひと言も出てはこない。
そんな私には、文章を書くという行為によって、自分の身の周りに起こったことや自身のこころの奥底に眠る感情を文章にしながら呼び起こしていくという、いわば第三者的に客観視するという行為が必要なのである。





ブログから遠離ろう、そう思った時にまず頭に浮かんできたのが、日頃より温かいメッセージを下さる読者の方々だった。
面識すらない方々。
否、だからそこそ実近の人々との間には時に生まれがちな”邪悪な”感情なしで、純粋な気持ちのみで接していけるのかもしれない。
そして、そんな方々からの”言の葉”に幾度となく救われてきた私。

世の中には星の数ほどのブロガーさんがいる。
もちろん素敵な文章を綴る人も。
もし私がブログをやめたとしても、私の読者の方々はいづれまた素敵なブログと出会い、新たなブログとの小さな歴史を築いていけるはずでもあろう。

そんなことを考えていた元日の日。

 



でも、、、
今だからはっきりと言える。
私にしか書けないこともあるのではないか、と。
少し傲慢かもしれないが、今日は敢えてこんな私になってみる。笑
なぜなら、私は”言の葉”がどれだけ大事なものかを知っているから。
だからとても”デリケートに”扱っている。
並べあわせるだけのものではない、
きちんと綴るべきものとして。
まるで蚕の繭から糸を紡いで作るシルクのように。

イタリアという、日本を離れた地にいることも手伝い、日本語の美しさには殊更に敏感となる。

幼少から図書館で過ごしてきて、物心がついた時、更には客室乗務員時代など人生の壁に突き当たった度に常に私を支えてきてくれたもののひとつ。
それが”言の葉”だった。
だから私は、文章を書くことが好きなのだ。
もう、やめたくてもやめれない病気のようなもの。笑

きっと私の読者の方々は、私以上にこの辺のことを理解してくれていたのだろうと今になって思う。
この場をお借りして、ありがとうという”言の葉”と共に。



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