前回のぼったくり歯医者事件以来となる、今日の歯科検診。
かれこれ8.9年ぶりにイタリアで歯医者にかかることとなる。

義理姉家族が10年来お世話になっているという、市内の歯医者へ。
心配性の夫は仕事でローマ市内に出かけなくてはならず、なんと義理姉を私に同行させた。
普段なら、
子供でもあるまいし、、、
と、一人で行くところだが、なにせぼったくり事件のトラウマがある私。
義理姉が来てくれて、正直安堵していた。


さてクリニックの中へ。
待合室風のサロンには、スタッフ写真が大きく飾られている。

笑顔の12人のスタッフ写真の上には、

あなた達を笑顔に
それが私達の仕事

などと書かれてある。
なかなか好印象である。
都内のクリニックにも負けない最新の設備。
小綺麗な空間。

診察前からなんだか胸を撫で下ろす。

広いクリニック内を観察していたら、
予約時間から10分もしないうちに、名前を呼ばれた。

紙二枚分の口頭質問を受けた後は、いよいよ診察台へ。


痛みのある部分の説明をする。
すぐに別室でレントゲンを撮ることに。
こちらも都内にも勝る最新鋭機。
少し嬉しくすらなってくる。

全ての歯についての説明を受け、再度診察。
結果的には削ったり云々の必要はないとのこと。
神経的なものや歯軋りからくる痛みのようであった。
幸いにもマウスピースは日本で作ってもらっていた。


次回のクリーニングの予約を取り終える。
すると受付のお姉さんがにっこりと笑って、

ではまた9日にお待ちしていますね。

とのこと。
あれ?お会計は?
との私の不躾な質問にも、

今日は大丈夫ですよ。

とのこと。
イタリアでこんなこともあるのね?
と違う意味で驚いてしまった。

もっとも義理姉曰く、
最近彼女は矯正も始めたらしく、

ここ10年、私たちは本当に結構な額を払ってきたし、矯正を始めてからは尚更よ。
だから、それ位の恩恵はあってもよいと思うの。
それに新規顧客を取り付けるためにも、これくらいのサービスはあってもよいのよ。

とのこと。
なるほど、そういう事なのね。

そういえば夫も、先月こちらで親知らずを抜いていた。
そして500€ ( 6〜7万 ) も払っていた。

確かに実際に通うとなると、高いのであろう。
でも技術面は安心出来そう。
少なくとも、8年前のようなとんでもないことが起こるようなことはなさそうである。



嫌な出来事が起こり、それがトラウマ化してしまうと、なかなか払拭するのが難しくなってしまう。
だからこそ、払拭出来た時の有り難みが本当に身に染みる。

人生悪い事だけじゃない。
良い事だってやってくる。
でも悪い事にとらわれ過ぎてしまうと、なかなか良い事にスイッチが出来難くなる。
そう。
私が8年もイタリアの歯科医=ぼったくりと思い込んでいたように。

時には敢えて”忘れる”ということも必要なのかもしれない。
すっぱりサッパリとリセットするために。
そうではないと、新しい出来事はやって来ないのだから。

新しい歯科医が新しい風を私に吹き込んでくれた。
そういえば、若くて素敵な歯科医だった。笑
診察中はそんなことを考える余裕すらなかったけれど、、、
義理姉との後談義で、出てきた会話の一部でもある。笑

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