このフレスコ画に象徴されている人物をご存知だろうか?
すぐにご存知の方がいるとしたら、かなりの宗教家、もしくはキリスト信者に違いない。
彼はアッシジの聖フランチェスコである。
動物にも説教をし、調和を図っていったとされる人物として有名である。
今日私たちが向かったのは、ウンブリアとの州境にある小さな村、グレッチョ。
クリスマスの村と呼ばれているのは、実はこちらが世界初のプレゼーペの発祥の地であるから。
プレゼーペ
イタリアではクリスマスに向けてクリスマスツリーと共に用意するのが、プレゼーペと呼ばれるもの。
キリストの誕生を人形や置物、時に古新聞などまで用いて表現したものである。
マリア様やヨゼフ、馬小屋などが飾られるのだが、興味深いのは赤ちゃんのキリストのみ25日の0時きっかりに飾られる風習のあること。
こんな小さな村なのにこんなにも賑わいをみせているのは、こちらが巡礼の聖地、サントゥアリオとなっているためでもあるが、実はそれだけではない。
11月末からクリスマスシーズンまでの土日に、クリスマスマーケットが開かれているからである。
更に、置物ではなく”生きた人間”がプレゼーペを表現するという催しでも有名である。
この村の象徴ともなっているのが、サン・ミケーレ・アルカンジェロ教会。
高台に位置し、村を見下ろしている。
まるで村全体を見守っているかのよう。
教会を目指して坂を登ってみる。
中世の塔が、私たちをタイムトリップさせてくれる。
こんな石畳の風合いがすごく好きな私。
教会に足を踏み入れてみる。
こちらの教会。
大地震の影響を受けながらも度々の修復がなされ、今日の姿に至ったそうである。
裕福に生まれながら、それらを全て手放し質素に宗教家としての道を選んだ聖フランチェスコ。
そんな彼が、”ここはまるでベツレヘム”と言っていた地。
質素な村であるが、村の至る所に厳かな雰囲気が漂っていたのは、聖フランチェスコの息吹が感じられるからかもしれない。
教会の眼下にはローマ広場が広がっている。
沢山のメルカティーニ、クリスマスマーケットが軒を連ねていた。
( 詳細は後ほど。)
こちらは標高700メートルに位置している。
雪化粧したアペニン山脈の美しい姿を高台より。
この村が特徴的なのには、もう一つの秘密が。
道すがら、あちらこちらに聖フランチェスコのフレスコ画等が飾られているのである。
まるで村自体がミュージアムのよう!
村の厳かな雰囲気や、可愛らしいクリスマスマーケット( 明日記載予定 ) の様子にこころが温まったところへ、期待のランチタイムが。
村でも評判のホテルのレストランに予約をいれていた。
ロビーで溢れかえっている人たちを横目に、素敵な空間に案内されたまでは良かったのだが、、、
まさかコース途中でレストランを後にすることとなってしまうだなんて!!驚
その詳細は明日にも。
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