太陽の光を思う存分に浴びて育つイタリア野菜はやはり美味しい。
旨味成分がぎゅっと詰まっているかのよう。
味の密度が濃くなる。
ちなみに濃くなるのは味だけではない。
色素も同様。
色の濃いイタリア野菜は、緑ものは湯でると茹で汁がびっくりする程に黄緑と化し、人参やカボチャは一度切っただけでも白いまな板がオレンジ色へと早変わり。
色素の沈着が凄いのである。
→まな板の漂白洗浄はほぼ毎日に近い。笑
そんなイタリア野菜たち。
私のお気に入りは、カルチョーフィやフィノッキ(ウイキョウ)
そしてそろそろ出回り始める”ブロッコレッティ”と呼ばれる緑の野菜である。
昨日、有機栽培生産者のカミッラがこっそりと分けてくれたものがこちら。
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日本の菜の花に似ていると思われた方もいらっしゃるかもしれない。
実際にこちらのブロッコリーはすべて、”cime di rape” と呼ばれる、いわゆる菜の花の仲間である。
生産される時期により少しづつ名前が変化するのだそう。
ちなみに今出てきているものは、”rustici"と呼ばれ、いわゆる野性的なもので味も苦め。
これが徐々に"dolci"に変わっていき、甘み成分が増えていくのだそう。
初物が口に苦いというのは、日本でも一緒かもしれない。
そういえば、最近は日本でもこれらに似たブロッコリーの品種が出てきているとか。
”スティックセニョール”と呼ばれるものは、キャベツの仲間であるかいらんとかけあわせたもの。
山口県で育てられている”はなっこりー”は、中国野菜のさいしんとかけあわせたスティックタイプ。
そういえば、中国で飲茶を食べる時にいつもカイランを食べていたが、これに近い気がする。
シンプルにガーリックソテーにしていたり、オイスターソースでからめてあったり。
こちらのブロッコレッティに話しを戻すと、、、
やはり付け合わせとして頂く場合が多い。
そして、ナポリピザの具材としても有名であるが、サルシッチャ(イタリアンソーセージ)との相性が抜群である。
サルシッチャに目が無い我が娘。
(脂質分が多いものや詰め物系などはほとんど口にしない夫。そのため、サルシッチャを買う機会はほとんどない我が家だが、
今回は娘の誘惑に負け、肉屋さんの手作り、かつ作り立てのものを購入していた。)
緑ものはほうれん草以外あまり好まない娘。
特に苦みのあるブロッコレッティは苦手である。
しかし、サルシッチャと一緒に炒めたら食べてくれるかもしれない。
そんな訳で今日はブロッコレッティとサルシッチャのフジッリを。
→夫の消化不良を防ぐため、サルシッチャの皮(腸) は最初から取り除いておく。
緑黄色野菜のエース的存在のブロッコリーやブロッコレッティ。
特にビタミンCは免疫力を高め、コラーゲン生成を促すビタミンとしても知られている。
カロテンやカルシウムなどのミネラルも含み、風邪や生活習慣病の予防効果もある。
更にはカルシウムの代謝を促進するビタミンKも含まれているので、骨粗鬆症の予防効果も。
やはり冬はブロッコレッティで乗り切っていかないと、そう思った私であった。
そういえば、イタリアでは野菜を使った表現が多い。
可愛い孫に対しては、パタータと呼んでみたり、チッポッリーナとも呼んでみたり。
パタータはじゃがいも、チポッリーナは小玉ねぎである。
では、あなたはブロッコリーね!と言われたら?
それは、ちょっとおばかちゃんね!の意味となる。
理由は何故だか分からないのだけれど。笑
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