一口にパスタと言っても、実はその数がおよそ300にも及ぶということは意外と知られていないかと思う。
そしてその一つ一つのパスタが、そのパスタの味を最高に引き立たせるソースを厳選しているというから驚きである。
例えば、ファルファッラ。
蝶々の形をしたパスタとして日本でも広く知られている。
こちらには、”軽めのもの”や”フレッシュなもの”が相性が良いとされている。
野菜を使った冷たいパスタなどは良い例である。
ブガティーニ。
ブガティーニは中に穴の開いた、スパゲッティーを太くしたパスタである。
こちらにはしっかりとした味付けのソースが良く合う。
実際にローマではアマトリチャーナにはブガティーニとされている。
メッザ マーニケは我が家でお気に入りのパスタの一つである。
半袖を意味するこのパスタ。
スパゲッティーと共に一位、二位を争っている。
日常使いに一番適したパスタとされるだけあって、”簡単なもの”や”速攻で作れるもの”からカルボナーラまでと、どんなものとも相性が良い。
ちなみに今日はこのメッザ マーニケの小さいタイプのものを見つけたので、ラグーソースと和えたランチに。
イタリアではグラニャーノ産のパスタが一番美味しいとされているため、そちらのもので。
もちもち感、また噛む程に味が出てくるのがグラニャーノ産のパスタの特徴でもある。
何故ラグーソースにしたか?
それは娘が大好きだからである。
子供が好きなソースナンバー3に入るラグーソース。
(ちなみにラグーと首位争いをするのは、シンプルなトマトソース、もしくは白いパスタと呼ばれる、パルミジャーノなどのチーズが入ったもののようである)
ラグーソースで少し余談を。
以前、生徒さんより、ボロネーゼソースとミートソース、ラグーの違いについて聞かれたので、その違いを。
ミートソース:イタリアには存在しない、日本の喫茶店メニュー。ボロネーゼに近い。
ボロネーゼ:ボローニャ地方で作られるもの。牛肉と赤ワインが必ず使用される。
ラグー:フランス語が語源で、煮込みの総称。ひき肉に限らず、牛肉の固まりで何時間も煮込んで仕上げる事も。ソースとしてのボロネーゼのみならず、そのまま頂くシチューのような煮込みのことも意味する。
さて、ここでいよいよ本題に。笑
世界で最も愛されているパスタ6選は以下の通り。
ラグーソース(ボロネーゼ)
トマトとバジルのスパゲッティ
ジェノヴァ風ソース (バジリコ、松の実、パルミジャーノ、オリーヴオイル)
カルボナーラ
アマトリチャーナ
カーチョ エ ぺぺ ( ペコリーノなどのチーズと黒胡椒 )
カーチョ エ ぺぺ もローマを代表するパスタであるが、こちらが入っているのは少し意外であった。
山羊のチーズは臭みもあり、必ずしも万人受けする訳ではないからである。
そしてカルボナーラもアマトリチャーナもローマ発祥のパスタ。
ローマの3大パスタが世界的に愛されているパスタの半数を占めるだなんて、嬉しい驚きとなった。
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