長かったようで短かったような、、、
短かったようで長かったような2018年の日本での夏休みにも終わりを告げ、またイタリアに戻ってきた。

思っていたより随分過ごしやすい。
40度と噂に聞いていたから。


出発前の成田空港にて。
娘が最後に食べたいと言っていたもの、、、
それはお寿司とタコ焼きだった。笑
お寿司は昨夜食べたはずなのに。
そして最後の最後にはかき氷。
白玉や小豆など、昨年度は苦手だったものを今年は好んで食べていた。
そう言えば、野菜も然り。
ネバネバ野菜は苦手だった彼女が、今年はモロヘイヤやオクラを好んで食べていた。

ママ、イタリアでも植えよう!”

まさか娘の口から、こんな言葉まで出てくるとは思わず、嬉しい驚きだった。
日本の美味しい野菜たち。
これからもどんどん好きになっていって欲しい。



たかだかひと月ちょっとの滞在ではあったが、娘が学んだことの意義は大きい。
算盤は確実に自信がついたようで、ようやく楽しみを見いだせていた。
体験入学では、苦手だった給食も克服していたようで、毎日完食をしていた。
唯一の課題は漢字。
秋以降の在り方を真剣に考えさせられた。
日本フィルハーモニーのコンサートでは、明らかに楽器への興味が深まっているのを感じた。
ピアノのドキュメンタリーなどがあると、釘付けとなってみていたことからも明らかだった。
( そういえば、ドキュメンタリーのみならずNHKの朝ドラにもハマり、母と二人で見入っていた。笑 )

日々の反抗的な態度より苛々が募ったり、喧嘩が絶えないのも事実だが、そんな中でもこのように目に見えた成果を確認出来たことの意義は大きい。

明日からのイタリアでのひと月ちょっとの更なる夏休みは、きっとゆるゆるになるに違いないが、それはそれでよしとしよう。
そんな気持ちでいる。



機内で私が読んできたのは、母から何気なく渡された角田光代の ”対岸の彼女”
直木賞受賞作品である。
今回持参した中では、唯一の現代作品。

”さらっと読めて、悪くないわよ”

そう言われた。
正に機内で読むのに相応しい一冊だった。
 
 今回日本から持参したのは、実は全てが近代純文学。
谷崎潤一郎や三島由紀夫、島崎藤村や森鷗外。
近代作品の楽しみは、こちらの年齢により作品の持ち味がどんどん変化を遂げること。
だから何度読んでも味わい深い。
そして何より美しい言葉!!

異国で日本の純文学に触れるだなんて、なんだか粋なことのように思えてしまう私。

今年の夏の海へのお供となりそうである。

その前に、時差を克服するという大きな課題があることも忘れてはいけないのだけれど、、、

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