オレは、妻からヨガマットを与えられている。
そして、リビングにいるときは、ヨガマットの上に座っている。
これだけ読むと、何も問題ないようにみえる。
しかし、ヨガマットを与えられる前は、床の上に直接座っていた。
これも、特に変わったことはないように、みえるかもしれない。
では、床の上に直接座る前はというと、ソファーに座っていた。
そう、今までオレは、ずーとソファーに座っていた。
しかし、下の記事を書いた以降、ソファーの使用を禁止されてしまった。
もともと、ソファーは、妻の所有物であったため、オレは強く言えないのだ。
仮に、妻の所有物でなくても、強く言えないだろう。
だから、オレはソファ使用禁止という、現実を受け入れた。
しかし、オレは、身体がかたい。
そのため、床の上に直接座るのは、苦痛だ。
妻は、そんなオレにヨガマットを与えてくれた。
妻は、そんな優しさも兼ね備える。
最近、オレは、ソファーの奪還を目論んでいる。
なぜなら、ヨガマットの上でも、身体がかたいせいで、座ると痛いのだ。
奪還の方法は、こうだ。
最近、さりげなく、ソファーの上にオレの荷物や衣服を置いたりしている。
今のところ、妻から何の指摘もない。
こうやって、オレは徐々にソファーをオレ色に染めて、その所有権を取り戻そうとしている。
そんなアホみたいなことをしているオレは、ふと百田尚樹の「カエルの楽園」でいう、ウシガエルが南の崖を奪おうとしているシーンを思い出した。
いや違うな。オレはウシガエルというより、むしろツチガエルかもしれない。
オレにもスチームボードがいてくれたら、助けを求めるのに。
それでは失礼致します。
与えられたヨガマット
奪還を目論むソファー