おじいさんと草原の小学校 | 通好みの備忘録(もろもろのことを記録として綴っています)

通好みの備忘録(もろもろのことを記録として綴っています)

yahooブログを9年間やってきたのですが
突然の閉鎖
それでこちらに引っ越してきました
自分の興味があることをもろもろと備忘録としてつづっていきます

おじいさんと草原の小学校

 

2010年  イギリス
監督  ジャスティン・チャットウィック
出演  オリバー・リトンド  ナオミ・ハリス

 

実話の映画化とのこと

2003年のケニア

政府は全国民対象に無償教育をスタートした

たくさんの子供たちが集まった小学校

まだ建物などは整っていません

教室の中に子供たちはすし詰め

机は当然人数分はありません

床に座って勉強しています

そんな中、84歳のマルゲが授業を受けたいとやってきた

学校は子どもたちのためだと、断っても断ってもマルゲがやってくる

この熱意に若い女性教師ジェーンは心をうたれ、マルゲを受け入れる

なぜマルゲはここまで勉強をしたいのか

文字を読みたいのか

 

マルゲは自由を求めてイギリスに対して戦った戦士だった

強制収容所に収監され非人道的な拷問を受けた

それでも自由のために戦った戦士だった

 

マルゲを受け入れたジェーンは教育委員会はうとまれ他の小学校に異動になってしまう

それを子供たちが大反発

それでまたジェーンが戻ってくる

このシーンも良かったです

 

なによりもこの映画の良かったのは

独立戦争の時のイギリス軍をとても残虐にえがいているところなんです

イギリス映画なのに

イギリスの恥部として描いています

当時のヨーロッパの植民地経営なんてこんな感じだったのでしょうね

他民族なんて人間扱いなんてしなかったのでしょう

 

84歳になって勉強するマルゲの情熱

それは政府を動かしていき・・・・

とうとう国連で演説をすることになった

 

感動の実話です