す砂の器
1974年 松竹
監督 野村芳太郎
脚本 橋本忍
出演 丹波哲郎 森田健作 加藤剛 島田陽子 緒形拳 加藤嘉 佐分利信
松山省二 山口果林 渥美清 笠智衆
「日本映画の名作ランキング」などがあると必ず上位にランキングされる映画です
キネマ旬報 日本映画オールタイムベスト (2009年)
第17位
この映画のハイライトは何といっても千代吉父子の放浪シーン
らい病(ハンセン病)を患った千代吉が奥さんに逃げられ、村から追い出され小さな子供と一緒に各地を放浪するシーンです
昔、ぼくが小さいころ、おばあさんから聞いたことがあります
「らい病の差別」
見た目のこともあり、とても恐ろしい病気として、結核と同じように怖がられていたと
だって、今はそのエピソードは封印されちゃいましたが・・・・・
鬼太郎のお父さんが最後にかかった目玉だけになったのはらい病ですから
みなに差別されいじめられる千代吉父子
これがかわいそうなんです
セリフはない映像なのですが、心にうったえられます
そして、最後のシーン
離れ離れになった息子の今の写真を見せられ、千代吉(加藤嘉)は声をしぼりだします
「そんなの知らねえ!」
ほんとうは会いたいのに・・・・
息子をかばうのですよ
この映画は素晴らしい人の警官の緒形拳さん ハンセン病になり迫害された加藤嘉さん
この二人がとにかく素晴らしかった
それで、その後のドラマはどうしてもここまでにはなれないですね・・・・