【銀の龍の背に乗って】
中島みゆきさんが、
ドラマ「Dr.コトー診療所」の主題歌として書き下ろした【銀の龍の背に乗って】
ドラマ「Dr.コトー診療所」の主人公は、都会から小さな離島へやってきた部外者の医者でした。
みゆきさんの父・中島眞一郎は
生前 産婦人科医師でした。
みゆきさんは大学卒業後、父が経営する町医者・中島産婦人科で一時期働いていたこともあります。
医者というものを間近で見ていたからこそ医者に特別な思い入れがあるのだと思う。
かつて、浅野ゆう子主演ドラマで
産婦人科医師を演じたこともあり、
また、竹中直人監督映画で、ガンを治療する医者を演じていたみゆきさん。
「Dr.コトー診療所」に提供した
【銀の龍の背に乗って】に関して、
「医者という仕事は、
何という孤独で心細いものであろうかと痛々しく思えることがあるんです。
たった一人で命に直面する重責の孤独。
せめてもの援護をしてくれるようにと、命の水の化身であるところの 龍 に、頼み事をしたかったのです 」
とみゆきさんはコメントしています。
また、何故 金の龍 ではなく、
銀の龍 なのか? との問いに
「手術用のメスの色だからとお答えしています。まあ、金ぴかのメスというのも、ないとは限らないかもしれませんが 」
なるほど、それで銀の龍なんだ![照れ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/007.png)
![照れ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/007.png)
助けを求めている人々の苦しみが 主人公を飛び立たせる翼になり、方向性を決める羅針盤となります。
最初から強い人間など存在せず、誰しも不安と戦いながら生きています。
困難に遭遇して痛みを体験するからこそ人に優しくできるのです。
人間が元々弱い存在なのは、人の苦しみ・悲しみを理解するためなのです。
「柔らかな皮膚しかない理由は
人が人の痛みを聴くためだ 」