チェリオンソング | たわいもないブログ

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読んでくれた方の心にすこしお邪魔します。

芸人人生にピリオドを打つ
とても勇気がいりました。
そんな自分を認めたくありませんでした。
芸人が大好きですから。

小さい頃から目立つのが好きで人の笑顔が大好きで
一度挫折して俳優やってた時期もあったけど、ふにゅうゆうだいって男と出会って人生はガラッと変わり、小さい頃からもってたものが爆発し、芸人という扉を一緒に開きました。
でもふにゅうさんとのお笑いは長続きはしなかった、お笑いの奥深さをしった。それがパーマうさぎという時代。これがなければ今の自分はいない。
そして1人でやってた時期もあり、次に鈴木直人という男と出会いました、この人とコンビを組み、たくさん漫才をしました。いい評価ももらいました。これがサンクリングというコンビの時代。
鈴木直人が教えてくれました、漫才という楽しさを。今だに漫才をやれてるのは、鈴木直人のおかげ。本当に楽しかった。
お前らは売れるって言われたのは忘れもしません。

そして

黒木翔太
正直書くことはありません。
書ききれないから、、

どんだけの付き合いだろう。

こいつとNSCという吉本の養成所で出会い
当時からすぐに仲良くなり、恋人のように3時間は当たり前のように電話してた時期もあった。
朝まで電話して、どっちが電話切る?ってくだりもした
たくさん
たくさん笑いあった
そして
サンクリングを解散して、一度芸人を辞めた黒木を誘いコンビを組むことにしました。

ここからがチェリオンソングの始まり。

とても書ききれないぐらいのことがありすぎて。

とにかくあの頃のチェリオンソングはがむしゃらだった
ケンカもした
ラインであいつに殴り合いか?って言われた事もあった
それは、すべて今の2人にとっては笑い話。
あいつの好きな人のために名古屋までいって、土砂降りのなか、名古屋の駅前で漫才をしたこともあった。漫才しながら告白をした。
無事その子と黒木は付き合うことになった。
そして無事、1ヶ月後にその子に友達としか見れないと言われ振られていた。
名古屋から帰るとき、2人で近くの公園でタイムカプセルを埋めようってことになり、お互いにむけて、自分に向けての手紙を公園に埋めた。
10年後俺たちが芸人として売れたとき、これを掘り返そう。。

そう約束をして

でも黒木との笑いは2年間で一度幕を閉じることになる。

解散

それはどうしようもできなかった。

そこからお互い違うコンビで、俺は再びサンクリングを結成。

でも、自分のなかでずっとふっきれなかったものがある。

もう一度黒木と漫才がしたい

この頃芸人を辞めようとも思ってた

鈴木直人にもそうやって言った

ずっと低迷してた時代

そんな時に母親にガンだと告げられた。
もう自分が分からなくなった。

誰のために、なんのために、芸人をやってるのか。

そんな気持ちのまま芸人なんてできなかった。

そしてサンクリングを解散して、もう一度黒木と会う機会があった。

恥ずかしかった。

別になんの言葉もそこにはいらなかった

何か分からないけど

2人で笑いあった

そこで決めた、芸人辞めるぐらいなら、最後にお前と漫才して終わりたいと。
じゃなきゃ絶対に後悔すると。

ここでまた

再びチェリオンソングを再結成することになる。

そんな黒木とは昔より仲良くなった。
言い合いなんてすることもなかった
ケンカもなかった
誤解しないでほしいけど一緒にシャワーだってあびる

誤解はしないでほしいけどね

女だったら絶対にあいつと付き合いたくないし
いや、女だったらって男だったらって意味でもないからね。

チェリオンソングで今まで突っ走った

さいこーに楽しかった

さいこーに幸せだった

さいこーの相方だった

今でも黒木翔太の事分からないことはあるけど、俺はもう家族みたいなものだと思ってる。

今では絶対に3時間も電話なんてできないけど

でも、俺が死ぬ時考えるのはこいつとの思い出だろう。


芸人やめます


だけど、黒木とは解散というわけでも、なんというか、分からないけど、チェリオンソングはずっとチェリオンソングです。

ここで黒木に今までありがとうって言うのも芸人ぽくて、ダサい

まだお前にありがとうって言うのは早いから

これからも、次谷と黒木だから。

だから、

お前に言うとしたら、


今まで本当にありがとう。


それぐらいだ。


言っちゃったよ。


書くことなんて、なんもないって言ったのに

書き出したらとまらない

小説だせそうだ

直木賞もらいそうだ

映画になりそうだ

アカデミー賞とりそうだ


まぁまぁ

こんな薄汚いくそみたいなコンビでしたけど


今まで応援してくれありがとうございました。



お笑いという肩書きはなくなりますが


これからはたくさんの人ではなく


今いる


身近の人達を大事に


そして


笑顔にしていきたい



芸人という夢を持てて


芸人という人生を歩めて


たくさんの人と出会えて


舞台にたてて


黒木と一緒にいれて



最高に幸せでした。




チェリオンソング
次谷直樹



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