何年ぶりだろうか? | 星空のブログ

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ちょっとしたこと、思うこと

雨降りで錦江湾沿の道路を避けて
知覧特攻平和会館に行った。

ここと広島江田島には
遺書や手紙がある。

江田島を訪れた三島由紀夫は
遺書を読んで「すごい名文だ。
命がかかっているのだからかなわない。
俺は命をかけて書いていない。」
と言って号泣したそうです。

亡くなった隊員達の写真も
多数展示してある。

どの隊員も
綺麗でいい表情している。

最年少は17歳
20歳前後の文章とは思えない。

両親、兄弟姉妹を守る為
敵艦を沈める為
命を終える。

その魂は澄み切って清い。

特攻隊員の写真・遺書を見てると
涙が止まらない。

欲に振り回されて
悩み苦しむ現代人の表情

あの時と今
人として真に幸せなのは
どちらなのか?

そんなことさえ思う。

亡くなったら
隊員がホタルになり
お世話になった食堂に戻るから
それは僕だよと叔母さんに言った。



知覧に立つと
開聞岳がちょこっと見える。

特攻機は開聞岳を旋回して
南方へ飛んで行ったと
母が言ってたのを
思い出した。


雲に覆われていたけど
姿を現した。