男はつらいよ~寅次郎の青春<第45作>【光テレビ】 | さあ、今日の話をしよう!

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さて、今日はどんな一日だったでしょうか?
美味しいお酒が飲めたでしょうか?
今日の私はこんな感じでしたよ。
よろしければ、あなたの話も聞かせてください。

 

 

久しぶりに寅さんを見た。

シリーズ後半は渥美清の体調の問題で、

あまり派手には動けない状態だったので、

今回は途中で足にケガをする設定になっている。

そういうわけで、

あまり動かない寅さんの代わりに、

満男が頑張る。

 

満男が主役となれば、

メインマドンナは後藤久美子なのだろうが、

寅さんが旅先で出会った床屋の女、

風吹ジュンのピンクの白衣が、

むせるほどに色っぽい。

以前見た時には多分主に後藤久美子を見ていたと思うが、

今見ると文句なしに風吹ジュンに目を持っていかれる。

 

 

人生も旅も、

何もせずに通り過ぎてしまえば何も起きることはない。

「どこかにいい男いないかな」という、

独り言にかけた言葉。

金もないのに奢った昼ごはん。

散髪をしてもらっているうちに降り出した雨。

お店のドアの鐘の音と、

それにまつわる彼女の思い出。

どこにでもあって、

ほんの少し踏み出せば見えてくる素敵な景色を、

僕たちはどのくらい見ることをしないまま、

過ごしてしまっているだろうか。

 

寅さんが出会うマドンナたち。

そんなこと映画でもなけりゃそう簡単にはないよと、

思っていたけれど、こうしてしっかり見直すと、

寅さんはいつでもちゃんと出会いの種を蒔いているのだなと思う。

その上に、

それがあるからこそ偶然の神様がやってきて、

二人の間に何かを芽生えさせてくれるのだろう。

実ることのない恋ばかりだったけれど、

この後におよんで「青春」というタイトルの通り、

とてもとても瑞々しい恋模様だった。

 

足のけがをする飫肥城(おびじょう)は、

寅さんと風吹ジュンとのデート中に、

後藤久美子と偶然出会うシーンが撮られている。

三人が一体どのくらいの年の差なのかわからないけれど、

ほとんどみんな高校生に見えるくらい、

初々しくてキラキラしていた。

いつまでもこんな風でありたいと、心から思う。

 

本作は満男メインの割には満男の活躍がイマイチのように感じた。

引きずられて泉ちゃんも光らない。

というか、

僕が風吹ジュンにやられただけなのかも知れない。

 

ああ、ホント。

こんな髪結いの亭主になりたいものである。

 

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