iPhoneアプリ販売のための申請手順 目次

配布用証明書やプロビジョニングプロファイルの準備が終わったら、残るはアプリの登録だけだ~。
と、思っていたら、まだ準備が必要でした

3. iTunes Connectへの登録準備


アプリを「App Store」で販売するためには(無料アプリ含む)、「iTunes Connect」へアプリを登録して、オーガナイザからプロジェクトのアーカイブを送信する必要があります。その「iTunes Connect」での登録作業ですが、一定時間を経過するとタイムアウトになって、入力していた項目が消えてしまいます。下書き保存とかもありません。ですから、タイムアウトする前に登録作業を完了させるために、必要な情報を前もって準備しておきす。



3-1 リリース日の選定

アプリを「App Store」で販売開始する日はデベロッパーが設定する事が可能です。土日など「App Store」へのアクセス数の増加が見込める日にリリースされるように設定したり、リリース指定が少ないと予想される平日を選択したりなど、アプリのターゲットとなるユーザの目にとまりやすい工夫をする事も出来ます。ただし、申請してからの審査期間が何日かかるのかデベロッパーにはわかりません。早くても4、5日で、遅ければ2週間以上かかる事もあります。そのため、リリース日は1ヶ月ほど先を指定して、審査が終わったら改めてリリース日を変更するという方法をとる事が出来ます。また、審査終了後すぐにリリースするように設定する事もできます。私の経験上、日本ではお正月やお盆、ゴールデンウィークなどの大型連休は販売数が倍近くまで伸びる事もあります。


3-2 顧客向けのアプリの説明文

顧客向けに、iTunesの画面に表示されるアプリの説明文を用意しておきます。人気アプリの説明文をいろいろと見て参考にしてみてはいかがでしょうか。



3-3 ラージアイコンとスクリーンショット

iTunes用に1024x1024サイズのアイコンが必要です。アプリのアイコンを作成する時は、まずはこのサイズで作成してから、必要なサイズへと縮小して行くのが最速だと思います。

iTunes用にアプリのスクリーンショットも必要です。単にアプリの動作画像を切り出したスクリーンショットはオーガナイザで簡単に作成出来ますが、オーガナイザで作成出来るのは所持しているデバイスのスクリーンショットだけです。所持しているデバイス以外のスクリーンショットはシミュレーターの画像を加工することになりますが、どうせ加工するなら、アプリの動作画面の背景に、アプリのコンセプトにあった画像やテキストを埋め込むなど工夫をすることで、目を引くスクリーンショット画像をiTunesに並べる事もできます。

また、対応する予定の各デバイスの種類ごとに最低1つスクリーンショットが必要です。



3-4 バージョン番号の確認

アプリの申請時に登録するバージョン番号ですが、Xcodeで「TARGETS」選択後「Summary」ボタンをクリックして下記画像のように「Version」と「Build」が一致している必要があります。そして、アプリ申請時にはこの番号を小数点以下まできちんと入力します。


スクリーンショットの画像はダウンロードする決め手になる事もあると思いますので、やっつけにならないように気をつけましょう。私はスクリーンショット加工の時期になると、早く申請したい気持ちが先走ってやっつけになりがちです。実際にiTunesで自分のアプリのスクリーンショットをみて、もっとかっこ良くできたかな~と後悔してばかりです

事前準備はしっかりと!


ですな~