"年増女" を "としぞうおんな" と読んでしまったさやまるです。

 

日本語って難しいですよね。 お客さんに装置やそのメンテナンス方法を説明したり、 不調が発生した際にその原因を究明して報告書を作成したりと、 そういった仕事に就いている私としては、 常日頃、 言葉のつかい方に悩まされています。 どうすれば相手にわかりやすく伝えられるのか、 今さっき自分が放った言葉はこの場面では正しいつかい方だったのか… などなど。 しかし、 そんな日本語には難しいゆえに表現や表記が多く、 そのつかい方によっては人それぞれの思考や性格が出て来るのでおもしろい。 そして、 その難しい日本語を駆使して文章を書き、 たくさんの人を楽しませる 作家 ・ 作詞家と呼ばれる職業の人達が世の中には存在します。

 

 

 

"趣味は詩を書くこと"

 

 

 

今回は I-1club 鈴木玲奈 の物語。

 

見た目はおしとやかで落ち着きのあるやさしそうなお姉さん。 心の中は熱い思いでみなぎっていそうな彼女のことを書いていきます。

 

※ソプラノ歌手で有名な 鈴木玲奈(すずきれいな) さんではなく、 アニメ Wake Up, Girls! に登場するキャラクターの鈴木玲奈(すずきれな)さんのことですので、 お間違えの無いよう お願い申し上げます。 日本コロムビアのホームページに ソプラノ歌手の玲奈さんのプロフィールが載っています。 その中に 「いつも身に着けていたい宝石のような歌声」と書かれていました。宝石… Jewelry…

 

 

書き始めてから1年以上かかってようやく記事が完成しました。 書いて消してを何度繰り返したかわかりませんが、 この記事では鈴木玲奈さんのことだけを書きました。 明坂聡美さんのこともリンクさせて書きたかったのですが、 今回は欲張らずに。

 

画像は、はてなブログで書いた時のタイトル一覧の抜粋です。

 

 

 

というわけで、まずは鈴木玲奈さんのプロフィールを見ていきましょう。

 

 

 

◎鈴木玲奈 / I-1club

 

ダークピンクのブレザー衣装

 

 

↑このオフィシャルサイト、いつになったら青色に更新されるんですかねえ

 

・ 読み: すずき れな (Suzuki Rena)

・ C.V. : 明坂 聡美さん (@akekodao)

・ 舞台役者: 立花 玲奈さん (@I__am_rena)

・ 愛称: れんれん

・ 誕生日: 1993(平成5)年 1月 2日 (現在 27歳)

・ 星座: 山羊座♑

・ 出身地: 愛知県

・ 学校(学年): -

・ 身長: 162cm

・ 体重: 44kg

・ 3サイズ: B -, W -, H - (記載省略)

・ 血液型: O型 or B型 (←冊子や紹介ページによって情報が違います。)

・ 趣味: 詩を書くこと

・ 好き: お風呂

・ 嫌い: 乗り物。特に飛行機

・ 家族: 父・母・兄

・ I-1club加入: 2011年 二期生 (同期: 相沢菜野花)

・ 番号: 38番 (Wake Up, Girls!新章 第5話より)

・ 「W鈴木」 のひとり

・ 努力を重ねて作り上げた歌声はグループでもトップクラス。

・ I-1club横浜シアター兼任 (Wake Up, Girls!新章 第5話より)

 

I-1clubではお姉さんのような存在ですが、 家に帰ると妹ポジションなんですね。 落ち着きがあってどっしりと構えている感じなので、 上のきょうだいがいるようには見えませんでした。

 

鈴木玲奈さんは今どきの歌手やキラキラしたアイドルというよりは、 (いい意味で)古風な印象を受けました。 見た目で言えば彼女の髪型。 ハーフアップのセミロングという、 今も昔も変わることなく見かけるこの髪型。 私の保育園時代の先生もこの髪型でした。 彼女のこの髪型が何を意味するのか。 特殊なもの(変わった見た目やトークセンス等の本質から離れたもの)ではなく、 昔ながらのアイドルらしく、 歌唱力で勝負している。 そして、 I-1club加入時、 もしくは加入前から変わらない、 一貫した強い何らかの思いを持ち続けている… 私はそう考えまし

た。

 

アニメグラフの売りである 等身大キャラシート。 2014年12月末発売のものには付録として、 Wake Up, Girls! と I-1club 14人分のシートが入っていました。 鈴木玲奈のシートには背景として浅草仲見世商店街(※) が写っています。 それが何を象徴するのか。 「古き良き」 「見事な日本的情緒」 といったところでしょう。 彼女には、 "日本のアイドル" のイメージが詰め込まれている。

 

※  浅草かどうかはわかりませんが、 一番わかりやすいだろうということでで勝手に浅草仲見世商店街にしました。 浅草はかなり人が多いので、 距離的にも混み具合的にも手ごろな川崎大師に私は行っています。全くもってどうでもいい私的な話ですが。

 

練習着でも衣装でも彼女は露出が少ないので、 個人的にその点でも推せますね。

 

 

 

(引用 … I-1club Official Site 2014 ・ WUGpedia ・ アニメグラフの付録 等身大キャラシート)

 

 

 

1, 趣味は詩を書くこと

 

 

趣味が反映された画像… エッセーでも書いているのでしょうか。 彼女よりも目立っている後ろ側の眼鏡の人が気になります。 眼鏡なんか無くてもしっかり見えてそうでイラっとしますね。

 

 

 

 

鈴木玲奈に限った話ではないのですが、 プロフィールに書かれていることに興味を持って読んだことはありませんでした。 過去に彼女のプロフをチラッと見た時に趣味の欄に書かれていることの意味が分からず、 「あー、 確かに鈴木玲奈って見た目からして頭良さそうだし、 教室で夕陽を浴びながら静かにペンを走らせてるのが似合うかも」 くらいにしか思っていませんでしたが、 ある日突然、 上に貼り付けたツイートのようなことが頭に出てきました。 それから、 鈴木玲奈というキャラクターのことが気になった私は、 彼女のプロフィールをじっくり読んだり、 登場シーンや曲中の彼女のパートについて考えてみました。 そして、 "趣味は詩を書くこと"  が引っ掛かり、 白木徹が過去にプロデュースしていたセイント40で 佐藤勝子(サファイア麗子) が実はゴーストライターであったことを思い出しました。 公にはなってないけど、 鈴木玲奈が自身の趣味を生かして、 もしくは、 白木徹にその才能を買われ、 I-1clubの曲に歌詞を提供している可能性が大いにあるのでは…? というところにたどり着きました。 詩を書くことが  "趣味" となっていますが、 これも文才という立派な才能かと思います。

 

作中に登場するI-1clubの曲で、 どの曲が鈴木玲奈の作詞なのか、 その歌詞にどんな思いを込めて作詞してのかを想像してみると、 今まで持っていた自分の考えが広がったり変わって来そうです。 私個人としては、 ジェラ ・ Jewelry Wonderland ・ Knock out あたりがその線が濃いとにらんでいます。

 

(Knock outは時系列的に謎が多いので、 その辺は要確認ですが)

 

また、 鈴木玲奈が作詞をしていたとして、 それがどんなにいい曲でたくさんのファンの心をつかんでいたとしても、 彼女の名前が出てこなければ作詞表記にある 早坂相 がI-1clubの曲を全て担当していると思ってしまうのは自然なことではないでしょうか。

 

この "趣味" という名の特技 ・ 才能は、 結局のところ、 本人や周りがそれについて声を上げない限りは多くの人達からは見えないままなんだろうと少し残念に思ってしまいました。

 

彼女の特技・才能は周りからは "見えないもの" です。

 

 

 

2, 鈴木玲奈の見えない苦労

 

 

彼女のプロフィールには  「努力」 や 「苦労」 という単語が多く出てきます。 しかし、 どんなところで苦労しているのかがわかる描写が無いため、 具体的な例を挙げることができません。 アニメではI-1clubの他のメンバーと比較すると極端に出番が少ない上に、 表情の変化が少ないので彼女の心の内を読み取ることが難しい。 そこで、 設定から引っ張り出した私が考える彼女の苦労を書いてみます。

 

 

①I-1clubの歌姫であること

 

鈴木玲奈の歌声は本当に素晴らしい。 I-1clubの中でもトップクラスであると言われています。 そう、 残念なことに 単独トップ ではなく トップクラスなんです。 他のメンバーで彼女と同じく歌唱力が高いと言われているのは、 小早川ティナ。 小早川ティナは三期加入のイギリス人と日本人のハーフ。 金髪碧眼でスタイル抜群の容姿、 いろんな面でセンスがある。 その上、 先程書いた通りの歌唱力の高さを備えており、 トップ7の中では鈴木玲奈とともに歌姫の座に就いています。 歌姫が2人いれば、 いやでも比較対象となってしまうことでしょう。 アニメでは鈴木玲奈と小早川ティナが比べられているような描写は見受けられませんが、 白木徹やI-1clubのメンバー、 果てはファンからもいろいろと比べられて来たのではないかと少し不憫に思ってしまいました。 自分の歌唱に力を注ぎこみ、 磨きをかけて勝負する鈴木玲奈と、 歌唱力プラスいろんなものを備える小早川ティナ。 この2人がステージ上で並んで歌うとき、 思わず目が行ってしまうのは小早川ティナだという人は多いのではないでしょうか。

 

もう一つ。 小早川ティナはソロで演歌を歌っています。 いろんなことを考慮し、 何らかの狙いがあって小早川ティナに歌わせたのでしょう。 しかし、 実力勝負で小早川ティナに軍配が上がったと思った人もいたのではないでしょうか。 私個人としては、 鈴木玲奈の方が着物が似合うと思うんですけどね。

 

 

 

※碧眼は青や水色だけを指すのかと思っていましたが、 緑色も指すことがあるとの情報をいただきましたので、 金髪碧眼という表記はそのままにしておきます。

 

 

 

②W(ダブル)鈴木であること

 

鈴木玲奈はI-1clubのトップ7の中で名字が同じ、 四期生の鈴木萌歌とともに "ダブル鈴木" と呼ばれています。 "ダブル鈴木というユニットを組んでいる" のではなく、"ダブル鈴木と呼ばれている" のです。 ただそう呼ばれているだけなんです。 鈴木萌歌はI-1club加入時から次期センター(2015年末からは実際にセンター就任)と言われる逸材で、 歌もダンスもそれなりにできてしまい、 グループ内では最年少で天真爛漫な振る舞いが人気である。 また、 自身も次のセンターは自分だ!と豪語している。 そんな若いセンター候補と名字が同じというだけで、  "鈴木が2人いる" という認識になっているのではないか。 アニメを見る限りはダブル鈴木としてユニットを組んで何かをやっているわけではなさそうです。 目立っている鈴木萌歌とは反対に、 鈴木玲奈のことを 「もう一人 鈴木っているよな」 くらいに思っているファンもいたのではないでしょうか。 鈴木玲奈の方が、 人生でもアイドル歴でも先輩のはずなんですが…

 

 

 

こうして見てみると、 鈴木玲奈は自分だけが持つ自身の良さというものがわからず、 すごく悩み、 「それなら、せめて歌だけでも…」 と かなりの努力を重ねたのではないでしょうか。 それも、 誰も見ていないところで。 "アイドルに才能は関係ない!努力に勝る天才はいない!" 。 彼女は目先の結果ではなく、 長い努力の先にあるものを目指しているのでしょう。 3年、 5年、 10年後… いや、 アイドルを引退するまでその努力が目に見える形で実らなかったとしても、 彼女は腐らずにその日まで自分の特技を磨き続けるのでしょう。 それが、自分自身の後の人生に大いに役立ってくれると信じて。

 

 

 

 

 

3, Jewelry Wonderland

 

 

Jewelry Wonderland の鈴木玲奈パートについて探っていきます。

 

 

●1番の一節

 

そっと指を噛んで考えて 選んで

 

とあります。 いろいろ考えているときに指や爪を噛んだりする癖のことかと思いますが、 鈴木玲奈にはこういった癖があるのか。 もしくは、 作詞をしたり発言する際に、 言葉選びに慎重になっていることのあらわれでしょう。

 

 

●2番の二節

 

涙は 最後の宝石みたい

言葉も こぼれる宝石みたい

 

誰も見ていないところで涙を流し、 苦しんだ鈴木玲奈から溢れ出た感情。 それから、 努力に努力を重ねた末に手に入れた歌唱力と今のポジション。 涙を流したとき、 彼女が欲しいもの(宝石)が手に入ったということでしょうか。 悔し涙と切ない涙。 そして、 嬉し涙のことでしょう。

 

実は歌唱力だけではない。 彼女が身に着けていた宝石、 それは文才。 その文才がI-1clubの曲へこぼれ落ちたこと。 それをあらわすのが 言葉もこぼれる宝石 なのではないでしょうか。

 

 

●Cメロ

 

萌歌知ってるの

 

玲奈私も

 

ティナ私も

 

玲奈 ・ ティナおんなじ

 

ほかの場所で生きられないの

 

でも

 

ほかの場所で生きたくないの

 

先、

 

魔法たちが目醒めはじめた

 

行く

 

魔法たちが きらめく

 

 

鈴木玲奈小早川ティナもI-1clubの歌姫という今のポジションで生きてきた。 今更他のポジションでなんかでやっていけないし、 やる気も無い。 これからもこの道で生きていく… そんな2人の強い意志が感じられます。 玲奈もティナも自分自身でこのことを知っているし、 相手も同じことを思っていると知っている。 もちろん周りのメンバーたちも。 この歌詞が生まれてしまったのは、 I-1clubで歌姫的なポジションを1人に絞るような動きがあったのでしょうか。 または、 I-1clubの地方シアター閉鎖 ・ 吸収 ・ 休館のことか。

 

吉川愛の 先、 行く。 I-1clubの新キャプテンとしてメンバーたちを見渡し、 誰が新センターとなるのか、 歌姫勝負では玲奈とティナのどちらが生き残るのか。 生き残るというよりは、 どちらが先に上に行くのか… 吉川愛にとってI-1clubの行方は見ものである。

 

 

 

 

↑2018年1月末に発売された 君とプログレス/Jewelry Wonderland の宣伝ツイートです。 さすが!とでも言いましょうか。 Jewelry Wonderland 落ちサビの近藤麻衣パートについて言及されています。

 

上記のツイートもそう。 映画 Beyond the Bottom で気張る鈴木萌歌を心配する鈴木玲奈もそう。 彼女からはあふれんばかりの優しさを感じますが、 その一方で、 「あなた… 他人の心配をしてる場合じゃないですよ。 もうちょっと自分自身のことも気にしてあげて…」 と私は思ってしまいました。 まあ、あれですね。 余計なお世話でしたかね。 すみません。

 

 

 

 

 

 

4, 止まらない未来 Dメロ7回目 "見えないものも 信じてる"

 

 

 

 

 

 

3回目の相沢菜野花もそうですが、 彼女たちがこのパートを任されているはっきりとした理由はわかりません。 これと言った決め手になるものが無いので。

 

想像の域でしかないのですが、 このパートを任されている理由を少しだけ書いてみましょう。

 

2人に共通するのは、 I-1clubの二期生であること。 早い時期から加入し、 トップ7へ上り詰めた。 しかし、 一期 ・ 三期 ・ 四期生と比べると、 二期生はあまり目立っていない。 しかし、 二期生の2人は見た目や自身の特技を売りにして、 一定層のファンを掴んでいる。

 

もしかしたらこのパートは、 そんな目立たない彼女たちからのメッセージであり、 また、 そんな彼女たちへの白木徹からのメッセージでもあるのではないか。

 

白木徹から見て、 鈴木玲奈には抜きん出た才能がある。 歌唱力、 文章力、 そして、 努力を惜しまないこと。 彼女は自身のその才能を才能だと認識できていない。 才能があるのに、 本人にはそれが見えていない。 特に、 歌唱力に関しては、 努力の末に身に付いたもの… と思っていることでしょう。 彼女自身の才能や良さに気付いて自信を持ち、 I-1clubのトップ7としてこれからも活躍し続けて欲しい… という願いを込めて彼女にこのパートを当てたのではないか。

 

鈴木玲奈は、 他メンバーのそれぞれの良さを知っている。 「自分も何か強みが欲しい。 でも、 他メンバーに敵うものなど自分には無い」 と思い込んでいる。 しかし、 それでも内心は、 自分の他メンバーには無い特技があるのではないかという自分自身に対する期待のようなものがあるのではないか。 それが何かはわからないが、 それでもその見えていない何かを信じたい。 そういった願いがあってこのパートを歌っているのでしょう。

 

ただ、 鈴木玲奈は自身に才能が無いと思い込んでいるが故に、 人一倍の努力を重ねて苦労しながら這い上がり、 今の座に就いてそれを維持し、 更なる高みを目指している。 そして一定層のファンがついている。 その自身の良さに気付いてしまえば自信がつくことでしょう。 しかし、 人間というものはそこに胡坐をかいてしまうものです。 そこで彼女に少しでも傲りが出てしまえば、 彼女の良さは半減してしまう。 私は、鈴木玲奈自身も彼女の周囲も世間も、 彼女の良さに気付いて今よりも上に行って欲しいという願いがある反面、 今のままただひたすら努力を重ねるだけであって欲しいという何とももどかしい気持ちです。

 

ここでひとつ。 先程から私は何度も "才能" という言葉をつかっていますが、 どんな人でも、 才能を持っている人が労せずしてその力を手に入れ、 維持できているとは思っていません。 最初から優れた力を持っていたとしても、 それを維持し、 更に伸ばすために日々頑張った結果が今日の特技や才能なのではないでしょうか。

 

たとえ力がつかなくても、 努力し続けていれば、 誰かはそれを見ています。

 

 

 

 

 

 

5, 止まらない未来 Cメロ 2人の歌姫

 

 

 

止まらない未来のCメロは小早川ティナと鈴木玲奈が担当しています。

 

 

ティナ いつも通りを 進んでいても

 

玲奈 違う風景のように見える

 

そんな日は

 

ティナ 何かに出会うかもしれない

 

玲奈楽しみに おそれないで

 

 

上記のようにCメロの歌詞は4行で、 ティナ玲奈ティナ玲奈 の順番で歌われています。 これが何を意味するのか。

 

"そんな日は" の前2行は、歌姫2人の心情をあらわしている。 このままでいいのか? 常に変化する状況に自分(たち)はついて行けているのか? 周りのメンバーの実力が上がってくる中で、 今のまま(現状維持)では自分たちはそれに押し潰されてしまうのではないか。

 

毎日同じ場所に行って同じことをしていても、 少しずつ何かが変わってきているように見える… それが本人たちの錯覚かもしれないし、 実際動きを感じ取っているのかもしれない。 どちらにせよ、 一歩踏み込んでみることは大事である。

 

 

"そんな日は" の後 のティナパートでは、 そんないつも通りの中で何が起こるかわからない状況に不安を抱いている。 普段は全く関心の無いような素振りをしているが、 内心は焦りや不安があるのかもしれない。

 

鈴木玲奈は小早川ティナよりも2歳年上であり、I-1club歴も1年多い。 4行目の玲奈パートは、 人生の先輩として、 そして、I-1clubの先輩としての小早川ティナへの言葉なのではないか。 「大丈夫」  「進んで行かなきゃ(恐れて立ち止まっていては)未来は切りひらけない」  「何かがあってもそれらは全て自分の糧になるから」 と。

 

鈴木玲奈のお姉さんキャラは鈴木萌歌に対してだけではなく、 同じ歌姫の小早川ティナに向けてもあるのかもしれませんね。

 

鈴木玲奈から言い聞かされると何となく安心するような気がします。(I-1clubのお姉さんキャラという設定?があるくらいなので)

 

 

 

※この 第5章 止まらない未来Cメロについては、小早川ティナのキャラクター記事で書こうかと思って温存していましたが、 プロフィールとパート分けでキャラクターを探りながら記事を書くことにはそろそろ限界があると感じたので断念し、 ここにぶち込んでおきました。

 

 

 

 

6, 鈴木玲奈はセンターポジションについてどう思っているのか

 

 

前述の通り、 鈴木玲奈はアニメでの登場回数が少ないので、 何を考えているのかがわからない部分が多いですが、 一度だけセンターポジションについて言及する描写があります。

 

アニメ Wake Up, Girls! 第11話。

 

鈴木萌歌がレッスン中に近藤麻衣岩崎志保に叱責され、 その後の休憩で叱責されたことについて怒っていました。

 

萌歌 「あんなに怒らなくてもよくない?」

 

という萌歌に対して鈴木玲奈は うーん と一息置いて表情を変えずにこう放ちました。

 

玲奈 「やっぱりセンターって重いんじゃないの? いろいろ背負ってるし」

 

センターって大変そうよね… といった他人事のような返答。

 

しかし小早川ティナは間、 髪を容れずに言いました。

 

ティナ 「とか言って(他人事のように言ってるけどあなたもセンターを)狙ってるくせに♪」

 

鈴木玲奈はそれについて若干焦りながら否定します。

 

小早川ティナの質問を突っ込んだと表現すればよいのか、 鎌をかけたと表現すべきかは難しいところではありますが、 普段からこうやって腹の探り合いをしているのでしょう。

 

 

話は戻って…

 

怒る萌歌に対する返答は、 センターになるためには普段からその意識を持たなければならないとやんわり言ったのでしょうか。 こっそりとセンターを目指す自分に対しての戒めの意味も。 ニコニコしながら "仲間" に向かって警告じみたことをサラっと言ってしまえる彼女は、 実は恐ろしい人なのかもしれません。

 

ティナからの質問へ、 変なこと言わないで! と反論したのは、 本心を突かれてしまったからか。 実力行使でそのうちセンターを勝ち取ってやろう… そんな真意を読み取られて焦ったのではないでしょうか。 アイドルになりたい、 I-1clubに入りたい… そう思った時点で、 全てのメンバーがトップ(センター)を目指すことでしょう。 現時点で違うポジションに就いていたり、 トップには及ばなかったとしても、 センターになってやろうという気持ちはみんな持っているかと思います。 しかし、 ここでセンターを狙っていることが明るみになってしまえば、 周りから敵視されたり、 足を引っ張られて今までの努力が台無しになる可能性が出て来る。 そこまで計算し、 普段は今のポジションに満足しているように見せかけて、 粛々と日々のレッスンに励んでいるのではないでしょうか。

 

結局のところ、 鈴木萌歌がセンターポジションは自分のものだと主張し始め、 鈴木玲奈と小早川ティナの探り合いは終わってしまうのですが。

 

私は、 鈴木玲奈はセンターを目指していると思っています。 狙っている というよりは、 目指している という言葉の方が彼女に相応しい。 彼女が堂々と、 「自分はI-1clubのセンターを目指しています!」 と言えるような立ち位置になれることを願うばかりです。

 

 

 

(WUGpediaの鈴木玲奈の項目より引用した部分があります。)

 

 

 

7, 鈴木玲奈の誕生日

 

 

 

プロフィールに記載の通り、 1月2日は鈴木玲奈の誕生日です。 毎年恒例だった Wake Up, Girls!さんによる キャラクター & 声優さん の誕生日お祝いツイート(2015-2018)、2018-2019はWUGメンバー以外のキャラクターについてのツイートがありませんでしたので、 中の人である明坂聡美さんが直々にお祝いしてくれました!

 

 

 

 

I-1clubが青に変わってすぐの誕生日ツイートだったので、ベースが青ですね。嬉しい…!

そして鈴木玲奈さんの手がかわいい。

 

 

ワグフェス2016で披露されたビジュアルが運命の女神のトランプ衣装でした。

 

 

画が変わっても彼女の美しさは変わらない。

 

 

ありがとうあけこさん!

 

 

 

2020年はツイートがありませんでしたが、 今年は思い出したかのようにお祝いしてくれました。 昨年9月のアコギFUNクラブで止まらない未来を歌ったことも関係しているのかもしれませんね。 ありがとう明坂さん!

 

 

 

誕生日のツイートとは関係ありませんが素敵だと思ったので貼り付け↓

アニメ Wake Up, Girls! 第12話 アイドルの祭典2014 で白木徹が話したエンターテイメントの神髄。 エンターテイナーたちには "同じ血が流れている" のかもしれませんね。 無論明坂さんもその1人。 2021年は、 ご自身にとって楽しい年にしていただきたいです。

 

 

 

普段着の鈴木玲奈さんもいい。 意外と大人っぽくない。 誰かと待ち合わせでしょうか。 彼女とデートしてみたいですね。

 

 

 

鈴木玲奈さんがI-1clubへ加入してから9年10か月が経ちました。 加入当時、 18, 19歳だったであろう彼女も今や27歳。 物語が止まった2017年12月(2018年1月)以降のことがわかりませんが、 彼女は無事にI-1clubのセンターになることができたのでしょうか。 そして、 アイドル業を続けているのでしょうか。

 

センターを目指すのではなく、 早坂相の後任として作詞家になっているかもしれません。 只野菜摘先生や畑亜貴先生のような存在になってたりして。

 

鈴木玲奈さんには是非とも実力上がりのセンターになっていただきたいのですが、 そうでなかったとしても、 彼女の特技や才能を生かせる別の道を見つけていたり、 彼女が "ここだと息がしやすい" と感じられる環境に身を置くことができているのであれば幸いです。

 

鈴木玲奈さんには、 努力することを惜しまない、 そして諦めない人たちに夢や希望を与える存在であって欲しい。

 

この記事のはじめにあります通り、 鈴木玲奈さんと明坂聡美さんのことをリンクさせた章も書いていたのですが、 収拾がつかなくなってエラいことになってしまったのでやめました。 ただ、 ひとつだけわかったことがあります。 それは、 I-1clubのメンバーもキャラクターと声優さんがしっかりリンクされていたこと。 同じなのは、 誕生日と血液型くらいだと思っていましたが、 調べて考えてみると中の人のことがキャラクターに反映されていると思いました。 特に鈴木玲奈さんと明坂聡美さんはそうだった。 この続きは、 アコギファンクラブ #42 の感想を交えてまたの機会に書きたいですね。

 

 

 

 

 

 

最後までご覧いただき、 誠にありがとうございました。

 

 

 

☆Special Thanks

 

まなべや星 (@manabeya_boshi) さん

 

 

ツイート掲載のご協力ありがとうございました!

 

 

 

2020(令和2)年11月19日

 

 

2020(令和2)年11月21日 追記

 

 

2021(令和3)年 1月10日 追記

 

 

2021(令和3)年 5月 2日 編集

 

 

2021(令和3)年10月 25日 追記

 

 

 

さやまる/tugarian-skyflyer380