母が入院して1年。父は特別養護老人ホームに入所してもうすぐ2ヶ月。
二人とも、もう帰ってはこないでしょう。
退去しよう、実家。

18日目の目標
- 三畳のカーペットを剥がす
- 六畳(居間)の押し入れを空にする
- 六畳のホットカーペットを剥がす
目標達成。
残業
- 額縁を破壊
- ガラス、鏡を破壊
額縁
実家には、いくつも額縁がありました。
額縁に入れて飾ってあったのは、写真、絵、表彰状。飾らずにしまいこんであるもの、未使用のものもありました。
額縁って捨てるの面倒なんですよ。そのまま捨てるなら粗大ゴミです。こんなもので貴重な粗大ゴミ枠を消費するわけにはいきません。
中身を外して、ガラス(またはアクリル板)と枠を分けるところから始まります。
ずっと飾ってあった額には恐ろしい量のホコリが付着しています。掃除機で吸うと一瞬でフィルターが詰まるので、濡れ雑巾で拭き取りました。
「飾ってあったのが価値のある絵だったらどうしよう」と心配していたのですが、取り出してみたらただの印刷物だったので安心しました。容赦なく捨てられるものでよかった。
ゴミ袋に入るサイズはそのままゴミ袋へ。木製のもので手で折れるものもバキバキ折ってゴミ袋へ。
大きなサイズやプラスチック製のものは、後日切断いたしましょう。

ガラスを破壊
表彰状などが入っていた額縁のガラスで大きなもの、本棚や食器棚、下駄箱に使われていたガラス戸。
大きくてこのままではゴミ袋に入りません。
ガムテープをペタペタ貼って破片が飛び散らないようにして、捨てられるサイズに割りました。
ガラスって意外と叩いても割れません。割れてほしくない時は簡単に割れるのに、割りたい時に割れてくれない。
バールを使ってあれこれやって割りました。危ないのでおすすめしません。

鏡を破壊
父のタンスの内側に標準装備されていた大きな鏡、そして母が愛用していた全身鏡。
8日目のわたしは「鏡部分は割れば燃えないゴミで捨てられる!」と意気込んで母の全身鏡を分解したわけですが、いざ割ろうと思うと思いの外おおきくてね…。
父のタンスについていた鏡はいいのですが、母の全身鏡が大きいしぶあつい。
それに「鏡が割れると縁起が悪い」とか言うような気がする。母が言いそう。
しばし考えた末に、
「割れると縁起が悪いのであって、自主的に割る分にはよかろう」
という結論に達しました。
それに、これを粗大ゴミで捨てるなら苦労して分解した意味がなくなってしまう。粗大ゴミで捨てるなら、最初から粗大ゴミにしておけばよかったんだよ。などと自分に言い聞かせ、破壊行為に及びました。
注意に注意を重ねて作業したので、ケガすることなく作業を終えることができました。
新聞紙にくるんでゴミ袋に入れ「ワレモノ キケン」と書いた紙を貼って捨てる準備も万全。
あとは燃えないゴミの日に捨てることができれば、ガラスたちとはおさらばです。
