実家の片付けをしています。
母の裁縫・手芸関連の消耗品が大量にありました。
- バイアステープ
- ジッパー
- がまぐちの金具
- ビーズ
- スパンコール
- チロリアンテープ
- ミシン糸
- ボンド
- のり
- ホチキス
種類も多岐に渡りますが、それぞれの量もとにかく多かった。
安くなっていたから買った。
いつか使うかもしれないから買った。
いつか使うかもしれないから保管している。
おそらくそういう理由で、押し入れの奥に押し込まれていたものたち。
しかし、そういうものはいざ使いたい時に取り出せません。
大量にあり過ぎて探し出せないから。
しまいこんだために存在を忘れているから。
結局、本当に必要な時には新しく買うし、その時にはよりよい製品が出ているものです。
「いつか使うかも」といつ使うのかわからないものをしまい込んでいたら、時と共に劣化していきます。
消耗品に限ったことではありません。
未使用のニッパーやピンセットも3本くらいあったし糸切りばさみもゴロゴロ出てくる。
物が多すぎて把握できていないから、必要な時に見つけられなくて買ってしまう。
いつか使うかもと保管しておくのは、
「捨てるのはもったいないから」
だと思うんです。
「お金を出して買ったのに、まだ使えるのに、捨てるのはもったいない」
それは確かにそうなんですよね。
しかし、それはまた使う機会があってこそ。
もったいないからと取っておいて、どこにいったかわからなくなって、また新しく買う方がもったいない。
使わないなら、それを取っておく空間も、見つからないからと新しいものを買うお金も時間ももったいない。
すぐに使うあてもないのに「安いから」と買い込み、「いつか使うから」と取っておく。
安い時に買わないと損をした気になるのかもしれません。
今買わないで、必要な時に手元にないと損をした気になるのかもしれません。
損をしたくないという気持ちから、セール品に手を伸ばし、使わないものを捨てられずに溜め込むのだと思います。