明日は、古紙回収の日なので、父の本棚から回収した本や書類を紐で縛って別室に置いていました。
休憩していると、父が紐で縛った本を手に持ち、繁々と眺めています。
「その本、気になるの?読むの?」
と聞くと、
「これは、お父さんの本じゃないか」
とやや怒り気味の父。
あらら、気づかれちゃった。
「他にもお父さんの本があるんじゃないの?いらない本なんてないんだから」
とぷりぷりしながら言います。
本棚からなくなっても気づかなかったのに、いらない本じゃないわけ?
もう本なんて読まないし、図書館から借りてきた本だって1ページも読んでないのに。
反論したい気持ちを抑えて、
「わかった。これは戻しておくね」
と、父が手に取っていた本だけ戻したら気が済んだようです。
この前、棚ごとごっそり撤去した大量の書類もあったのですが、気づかれずに済みました。
何も考えずにまとめた本を捨てるのを手伝ってくれることもあるし、今日のように捨てちゃだめだと怒ることもあるんですよね。
物が多いと、父が探し物をする時に妨げになるし、父の部屋の本棚が倒壊寸前で怖いので、本を減らして本棚を撤去したい。
撤去します。