昨夜は、一度寝た父が起き出してして母のことを聞いてきました。
前回お見舞いに行ったのは、いつだったか。
じゃあ、次は来週(または来月)行ってみるか。
転院する時は、俺も一緒に行った方がいいか。
ということを、繰り返し繰り返し聞いてきました。
前回、お母さんに会ったのは4月7日ですよ。
今は伝染病が流行っているから、面会はできないよ。この前会えたのは特別なんだよ。
転院したら、面会のルールも変わるから確認してくるからね。
転院する時は、移動や手続きに時間がかかるから、お父さんは一緒に行けないの。お留守番お願いしますね。
と、繰り返し繰り返し説明しました。
納得したかに見えた父が寝床に戻っても、しばらくするとまた出てきて同じことを言います。
ふと気づきました。
父が母に会いに行きたいという気持ちに寄り添えてないな。
父が母に会いに行きたいと言っても「できない」と言ってばかりだったな。
なので、言ってみました。
「お父さんは、お母さんに会いに行きたいんだね」
その後、父は母のことを聞いてくることはありませんでした。
できるとかできないとかじゃなくて気持ちを受けとめるのが、まずは大事ですね。
何度も同じことを聞かれるのは大変だけど、母が入院してることを認識しているのは、いいことです。