父が起きて、部屋のカーテンを開けました。

まだ布団にいるわたしを見て言いました。

「具合わるいのか?」


お父さん、まだ6時10分だよ。

起きるには早いんじゃないの?


と返すと、

「そうか!まだ6時か」

「じゃあもう少し寝よう。あと3分だけ」

などと言いながら布団に戻っていきました。

3分で起きてくることはありませんが。


わたしはもう寝れる気分でもなかったので、起きました。


結局、父は30分もしないで起きて着替えて布団を上げてしまいました。


「今日は日曜日か。会社に行かなくてもいいんだ」

と言いました。


「会社」と言うのは珍しいです。