昨日の父は、かなり眠かったらしい。

「何でこんなに眠いんだろう。昨夜こわい夢を見てよく寝れなかったのかなあ」

と言いながらこたつで横になっていました。


10時には伝七捕物帳が始まるので、

「お父さん、時代劇始まるよ。見る?」

と時代劇好きの父に声を掛けましたが、

「いい。今は見たくない」

と言い、眠り続けました。


昼も、パンを買いに行くと言い出すこともなく、わたしが昼食を作るとやっと起き出して食べました。


わたしは午後、母の入院する病院に行ったのですが、その間に一度出かけたようです。

傘が濡れていたので、出かけたことがわかりました。


わたしが帰った4時頃には父はこたつで寝ていて、

「どこか出かけたの?」

と問うと、

「いいや、俺はずっとここでこうして寝ていたと思うよ」

と答えました。


父は出かけて帰宅すると必ず郵便受けを確認します。


夕刊は回収していなかったので、夕刊が来る前に出かけて帰ってきたのでしょう。

わたしは1時半頃出かけたので、わたしが出かけてすぐ出かけたのかなと推理しました。


名推理。