目を覚ました時、夢の余韻を引きずっていることがあります。

最近はめっきりなくなったけれど、父を見ていたら思い出しました。


あまりに臨場感のある夢だったために、それが現実に思えて、自分がどこにいるのかわからなくなります。


例えば、夢の中のわたしは結婚していなくて、目を覚ました時にすごく混乱して、隣の布団ですやすや寝ている夫の姿を見て安心したりするのです。


例えば、夢の中のわたしは、とても怖い思いをしたりひどい目に遭って、ドキドキが止まらなくて、辺りの静けさに自分は今安全な場所にいるのだと理解して、落ち着いたりするのです。


わたしの場合、それはほんの一瞬のことです。



寝起きに混乱する父を見ていると、わたしが経験した混乱と似ているのかと思えてきました。

父の場合は、その時間が長いのかなと。


わたしは目を覚まして、おそらく数秒で現実に戻れるけれど、父は戻れなくて、起き出してうろうろしたりわたしに話しかけてきたりするのでしょう。


わたしの想像でしかないけれど、あの混乱が一瞬で終わらないなら、すごく怖いと思う。