下駄箱を掃除していたら、たくさんメジャーが出てきました。


この家のすごいところは、これで終わらないというところです。


下駄箱の引き戸を開けると、新品のセロテープ、ガムテープ、ビニールテープが出てきました。

謎のネジや金具、鍵、ミニカー、貝殻、電池、電球(たぶん使用済み)も出てきました。


迷う余地もない。

ガシガシ捨てていると、認知症のせいか周囲のことにあまり興味を持たない父が、

「そんなに捨てるものがあるの?」

と声を掛けてきました。


大事なものを捨てていると誤解されると困るので、謎のネジや金具を持っていき、父に確認してもらいました。

「これは何に使うかわからないなあ」と父。


そう、何に使うのかわからないものだらけなんですよ。


母に聞いたらきっと「何かに使うかと思って取っておいた」と言うに違いないのです。何かって何だ。


「いつか使う」のいつかは来ないし、

「何かに使う」の何かは存在しません。

速やかに捨てましょう。