今朝、起きてきた父が台所にいたわたしに言いました。

「◯◯子はどうした」


「◯◯子さんは、お父さんの妹だよね?」と返すと

「そうだよ。◯◯子は入院したのか?」と言うのでした。


「◯◯子さんは、××に住んでるんじゃないの?お手紙書く?」と問うと、

「◯◯子は、病気になったんじゃなかったか」


そこで父は、冷蔵庫に貼ってある写真に目を留めました。

「これは◯◯子じゃないな」と言います。


写真には、父と母とわたしと夫が写っています。


「これがお父さんで、これがお母さんでしょう?これがわたしで、これが(わたしの夫)さん」

と一人一人説明していくと、

「そうだそうだ」と納得し、妹について話していたことは忘れたのでした。


冷蔵庫に写真を貼るのも、最近のわたしのちょっとした工夫で、父が「お母さんの顔を思い出せない」と言う時の対策なのです。

↓前回のちょっとした工夫はこちら




父が夜中や朝などの混乱時に叔母のことを気にするのは、母と混同しているのかもしれません。


父にとっては妹も妻も、大好きで守るべき存在だったのかも。