本屋で手に取ってパラパラと見たこの本。

面白そうなので買ってみました。


序盤で認知症の方がお風呂を嫌がる理由がいくつかあげられています。
その中でハッとしたものがありました。

「温度感覚のトラブルでお湯が極度に熱く感じる」

そういえば、父がお風呂に入った時。
お風呂を沸かした時、ちょっとぬるいかなと感じる温度でした。とは言え熱すぎたらいけないし、温いと言われたら追い焚きすればいいやと思っていたんです。

でも、浴室で浴槽に入ろうとした父が
「アチッ、アチッ」
と言っているのが聞こえました。

浴室の外から聞きました。
「お風呂熱い?」
父は「大丈夫」と答えます。

「熱かったら、お水足せばいいよ」と声を掛けたらジャバーっと水を足していたので、やっぱり熱く感じたのでしょうね。

父の大丈夫は、ちっとも大丈夫じゃない。

認知症になると、感覚がわたしたちと違ってしまうんですね。