今日は父と二人でドーナツを食べました。
「おいしいね。お母さんにも食べさせたいね」とわたしが言うと、父が言いました。
「お母さんは入院したんだったか」
おおっ!
覚えてるじゃん!
理解してるじゃん!
根気よく説明した甲斐がありました。
しかし父の意識の明晰度には、むらがあります。
「お母さんは入院したんだったか」と言う父は、かなりはっきりした状態。認知症になる前の、むかしの父っぽさがある。
「この家には、家族が何人いるんだ?」とか、母の写真を指して「この人は今どこにいるんだ?」「この人は誰?」と言う日もある。
今日、母が入院したことを認識してるように見えたからと言って、明日もそうとは限らない。
話の通じる父が顔を出すと、話の通じない父と接する時に「何で?」という気持ちが湧いてきてしまうかもしれません。気をつけなくては。