「風が吹いても痛い」と言われる痛風。
当の痛風患者である私からすると、
「風が吹かなくても十分痛い」と思いますが(苦笑)。
痛風は、尿酸が身体の中にたまり、その尿酸が関節の中で固まり、
結晶になるために、激しい痛みを伴う関節炎(痛風発作)を引き起こす疾患です。
現代では、よい薬も開発されているので、正しい治療を受ければ、
通常人と同じ生活が送れます。
しかし、治療をしないでいると、激しい痛みを伴う痛風発作を
繰り返したり、体のいたるところに小さなコブ(痛風結節)ができたり、
腎臓が悪くなり、最悪、人工透析となる可能性のあるこわい病気です。
痛風発作は足の親指の付け根に起こることが多いです。
ある日、突然発症し、足の親指の付け根がまっかにはれ上がり、
歩くことができないほどの激痛が起こります。
その激痛は10日ほどで跡形もなく、なくなるのが特徴です。
そこで、初めて痛風発作を起こした痛風患者は
「治った」と勘違いしてしまいます。
そこでまた、以前のような大食い、暴飲暴食を繰り返すと、
また、あのすさまじい激痛を伴う痛風発作を味わうというわけです。
私もまさにそうでして、初めての痛風発作を味わったあと、
薬をもらって、しばらく家で寝ていると、足が痛くもかゆくもなくなったので、
また、以前の大食い、ドカ食いに戻ってしまいました。
するとどうなるか。
当然、ふたたび、痛風発作を起こして病院に駆け込みました。
まさに、「のど元過ぎると熱さ忘れる」ですね。
今はこりて、少食にしています。