母が我が家に来てから、母の状態に合わせて色々な物をレンタルしました。


実家にいた頃は、家の中では伝い歩きをしていました。

実家は物が多く、床にも物が沢山あってとても歩きづらく危険でしたが、壁に手をついて慎重に歩いていました。

外は買い物籠付き、疲れたら座れてお休みできるタイプの歩行器を使って頑張って1人でお医者さんに行ったりしていました。

それでも何度か転んだことがあり、知らない若いお姉さんに助けられて家まで送ってもらった事もあるそうです。

これらの事は我が家に来るまで私は知りませんでした。

知っていたらもっと母を助けてあげられたのにと思います。



ケアマネさんと用具の方々が家にきました。

レンタルしていた福祉用具を引き取りのためです。

車いす

家用の歩行器

外用の歩行器

トイレで立つ事を助けてくれる用具

手すり3種類 (色々なタイプがあるんですね)

痰を取るための吸引器

そしてベッド


旅立ってすぐに酸素の大きな機械とマスクは引き取りに来たのですが、それ以外はまとめて全て今日でした。


母のお部屋に何にもなくなっちゃった。

ベッドは大きい物だから、それが無くなっただけでもお部屋がガランとしてしまいました。


家に残っている母が使用していたものは、

お風呂で使っていた椅子2脚

ベット用の机

ポータブルトイレ

お風呂の滑り止めマット

これらは今のところ捨てる気になれません…


何もなくなると、改めて母が使っていたお部屋がガランともぬけのからになって広々してしまい、暗く寒々しくなってしまいました。



ケアマネさん、用具の方はお線香をあげてくれ少しお話ししました。

普段は「規則だから」何も受け取ってくれませんでしたが、今日は半ば強引に感謝の気持ちを(お菓子)を渡しました。

母も皆さんに感謝していると思うので、受け取ってもらえて良かったです。



他人は「寿命」と言うけれど、

ご住職様にも褒めていただいたけれど、

それでもやっぱり、何歳になっても親がいなくなるってとても辛くて諦めきれないものがありますね。


寝たきりで構わないから、もっともっとずっーと一緒にいたかった。

ずっーと母と一緒に暮らしたかった。