2024年2月4日に母が旅立ってしまいました。

享年 九十八歳でした。


これから少し母の事を書きたいと思います。


母のこと大好きでした。

お母さん ありがとう。




2016年(平成28年)の春に父が亡くなりました。

享年 百二歳 でした。


私は27歳で結婚して、主人の実家の敷地に家を建ててもらいそちらに住んでいます。


父は再婚(死別)だったので私には姉たちがいますが、母の子は私1人です。


私が結婚して家を出たあと、母は父(夫)と義理の娘たちと生活していました。


生前父は自分が亡くなったあとは、姉たちと母で暮らして行くように言っていました。

姉たちと母で、生活などはバラバラになるだろうけど、協力できる事は協力して、助け合いながら暮らして行くように言っていたんだと思います。


父は私は嫁いでいるので、私には迷惑かけるなと母や姉たちに言っていたようです。

(昔の人の発想ですね)


でも、父ももっともっと生きる気満々でしたが…



父が亡くなったあとバタバタと日にちが過ぎていきました。

実家は女だけなので、私の主人が色々と助けてくれてどうにか色々な事が回っていました。


その時気づいたのですが、母は姉たちにほぼ除け者にされていました。

当時、母も89歳で自分の事もやっと出来ている…

いいえ出来ていない状態なのに、姉たちはほとんど手伝っていなくて。

私は違和感とすごく悲しい気持ちになりました。

どうしたら良いのか分からない…



そんな時姉たちが、母が施設に行きたいと言っていると…

姉たちの口から聞きました。

本当なのか!?

勇気がなくて母に聞けませんでした。

なんか泣いちゃいそうで…

父が亡くなったら厄介払いかよ、と姉たちに強い怒りがわきあがりました。

(当然姉たちには言っていませんが、心の中でそう思いました。)


私は施設に行ってもらうのは反対。

だってどこも見学などしていないし、すぐに入れる所ならどこでも良いと姉たちは行かせようとしていたし、

父がいる頃は母もずっと実家に住むと聞いていたから。何がどうなってしまったのか。

最後まで母にはこの事を聞いていないのですが、私の推測では、多分姉たちが勝手に言ったと思っています。

実際我が家に来る時も来た後も、全く母の口からは施設のしの字も出なかったのですから。


そんな時、主人が家に来る事を提案してくれました。

主人の実家(同じ敷地内にある)は、空き家状態で家具やベッドもあるのですぐにでも来られると。実際母はほぼ着たきりスズメ状態で家に来ました。

身の回りの最低限の物だけ持って。

主人もここから一刻も早く連れていかなければと思ってくれたようです。



ここから母との同居が始まりました。