2024年オーディブルで聴く読書

1冊めは



垣谷美雨 著

希望病棟 です。


好きな作家の垣谷美雨さん

オーディブルで聴けるのを心待ちににしていた小説です。

以前聴いた「後悔病棟」のシリーズ。


今回不思議な聴診器🩺を手にしたのは、「黒田摩周湖」先生。

以前の先生と同じく「人の気持ちが分からない」「言葉が足りなく患者や家族を怒らせてしまう」

などの問題児先生。

今回のお話しは長編小説っていうのかな。

黒田先生が担当している末期のがん患者2人が治験に参加して、再び健康を取り戻し人生を前向きに進んでいくお話し。


病棟とタイトルに付いていますが、退院してからも定期検診に来る度に不思議な聴診器を使い、元患者の今を聴く。

前回とは趣向の違う小説でした。

内容はちょっと「⁇⁇」と思うところも大いにありましたが、上手くまとまっていて面白いっちゃ面白かったです。

少し話しが上手く行きすぎと思ったし、

か弱い女子が大金を稼ぐ方法が風俗一択というのに違和感!?がありましたが。

登場人物の設定を考えるとそうなるのかな…と思いますけど。


そして主人公の「黒田摩周湖」が、やっとお母さんと雑談の様な心を開いたお話しが最後に出来たのは、家庭に問題があった黒田先生には進歩があって良かったと思いました。


終わりよければ全て良し 的な、

後味の良い小説でしたので年明け1番に読んで良かったですラブラブラブラブラブラブ