こんにちは
薬剤師の川﨑です。
本日はPCOSのお話です
PCOS（多嚢胞性卵巣症候群）は稀発月経、無月経、閉経といった月経異常や不正出血、不妊、肥満、多毛など様々な症状を伴い、生殖年齢の約6～10％に見られるとされています。
PCOSが原因で排卵しにくく、排卵誘発剤を使用してもなかなか妊娠されない方は非常に多いです
排卵障害は基本的に、生殖機能を司る『腎』の力が弱く卵子が育ちにくいと考えられます。
それに加えて体質による卵巣への血行障害のため、排卵しにくく、質の良い卵子が育ちにくいということが関係してきます
肥満型と非肥満型があり、海外では、男性ホルモン値の上昇と肥満、多毛といった症状を伴う方が多いのですが、日本ではやせ型の方が多く、肥満型は全体の約20％程度です。
肥満型（BMI25以上）
…体にデトックスしきれない老廃物が溜まっていることにより血流の巡りが悪いことが考えられます。
老廃物をデトックス出来るよう体の代謝を良くして、血流を改善します。
非肥満型
…ストレスや胃腸の働きが悪いことによりエネルギーの滞りが起き、血流の巡りが悪いことが考えられます。
気血を補い、自律神経のバランスや胃腸の機能を整え巡りを良くすることで、血流を改善します。
排卵障害の漢方治療は『補腎』をベースとして、お一人お一人の体質に合わせて卵巣にしっかり栄養と血流が行きわたるようにお選びしていきます。
病院治療でなかなか結果が出ない方も、漢方治療を併用することで赤ちゃんを授かる近道になります
不妊症でお悩みの方は是非一度ご相談下さい
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