こんにちは。薬剤師の川﨑です。
本格的に梅雨の季節となりました
湿度が高いと胃腸の不調が出たり、むくみ、めまい、頭痛などが起こりやすい体質の方もいらっしゃいます。
皆様はご体調いかがでしょうか？
油っこい食べ物や甘い物を控え、胃腸に負担がかからないようにお過ごしくださいね
頭痛と不妊症
不妊症や婦人科系のお悩みでご相談される方の中には頭痛もちの方も多くいらっしゃいます。
中医学では慢性的な頭痛は6タイプになります。（混合タイプもいらっしゃいます）
今回は体に不要なものが存在する事で頭痛が起こる実証タイプのご紹介と妊娠への影響についてご紹介します
肝火タイプ
張る痛み、ズキズキ頭痛。
イライラしやすい、目が充血する、めまい、不眠などの症状があります。
気血の巡りをコントロールする肝の不調のため、生殖器に気血が届かず卵子の発育が悪くなったりや子宮内膜が厚くなりにくいです。
月経周期が短くなる、月経血の量が多く濃い赤、基礎体温が全体的に高くガタガタします。
痰湿タイプ
頭が重く痛む、雨の日頭痛が起こりやすい。
胃もたれ、体が重だるい、むくみなどの症状があります。
水分代謝が悪いことで体にねばねばした老廃物がたまり、気血の巡りが悪くなります。
排卵しにくく生理周期が長くなる、おりものが多いなどが特徴です。
瘀血タイプ
刺すような頭痛、痛む場所が決まっている(固定痛)。
肩こり、シミができやすい、冷えのぼせ、顔色がくすんでいるなどの症状があります。
血流の巡りが滞ることで子宮筋腫や子宮内膜症などの婦人科系の病気になりやすい状態です。
生理痛が重い、月経血の中に血の塊が混ざるなどの特徴があります。
漢方や鍼灸で体に不要なものを取り除くことで頭痛の改善はもちろん、妊娠しやすい体にしていくことができます。
次回は虚証タイプの頭痛を紹介します
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