こんにちは、登録販売者の佐々木です。
本日は妊活の漢方(3)～温経湯（うんけいとう）をご紹介いたします。
温経湯は12種類もの構成生薬からできています。
温経湯は婦人雑病を治療する重要処方です。血脈（主に婦人科と関連する衝脈と任脈）を温めて通じさせる効能を持つことから「温経湯」という名がついたそうです。構成生薬とその働きは以下のとおりです
女性に不足しがちな血を補い、体を潤してくれます。
芍薬
麦門冬
阿膠
体を温め冷えの症状を緩和してくれます。
桂皮
呉茱萸
血の巡りを良くして、月経の状態を良くしていきます。
川芎
牡丹皮
当帰
脾胃の働きを助けて、血の生成を促します。
甘草
人参
胃腸の調子を良くしていきます。
生姜
半夏
婦人科系での具体例としては、月経不順、月経痛、無月経や不妊症、黄体機能不全、多嚢胞性卵巣症候群に用いられるとの情報もあります。
漢方専門薬局では、症状に対してお薬をお出しするのではなく、体質に合わせてお薬をお出しいたします。
中医学では陰陽理論に基づき、月経周期の低温期を陰、高温期を陽と考えます。
体の寒熱と同時に、陰陽バランスの乱れも見ていきながらお薬をお選びさせて頂きます
漢方の本場、中国からお招きした中医学アドバイザーの先生や漢方を専門に学ばれた先生が、ご相談を承ります。
じっくりとお話をうかがいますので、ご安心ください。
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