こんにちは薬剤師の大谷です。
今日は"足のつり"について書きますね。
足のつりは「こむら返り」とも呼ばれ、ふくらはぎや足の裏などが突然強く痙攣して痛みが出ることを言います。
運動中にみられたり、寝ている時や伸びをした時、高齢の方や妊娠中に起きることが多いとされています
中医学において"筋"への栄養補給は五臓の中で「肝(かん)」の血液が行っています
春は特に肝の働きが高ぶりすぎて、足のつり以外にも、まぶたのピクピクなど筋肉の痙攣、手足の震えやしびれなど起きやすくなるので気を付けましょう
足の痙攣には芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)という漢方薬が有名で、筋肉の緊張をゆるめて痙攣や痛みを抑える作用があることが分かっています。
しかし、芍薬甘草湯はあくまで対症療法であり、根本治療になりませんので体質を見極めて対処するようにしましょう