自然周期における黄体ホルモン補充は、凍結融解胚移植後の出産率を改善します
結果
黄体ホルモン補充群では、34.2%が生児を出産したのに対し、対照群では24.1%でした(1.635倍)。
妊娠率はそれぞれ42.8%、33.9%であり(1.465倍)、臨床的妊娠率はそれぞれ37.4%、28.6%でした(1.497倍)。
生化学的妊娠率や流産率に有意差はありませんでした。
転帰と血清黄体ホルモン濃度との間に相関はありませんでした。
結論
自然周期における凍結融解胚移植後の黄体ホルモン腟錠による補充は、出産数を有意に改善します。
コメント
自然周期(排卵周期)でも、黄体ホルモン補充は有効です。
黄体ホルモン補充は内服でもできます。