プラセンタ

 

不妊症治療での使用

プラセンタが期待される効果

 

プラセンタは、卵細胞内のミトコンドリアを活性化することによりエネルギーを産生させ、卵細胞の若返りと卵子の質を改善する働きがあるとされています。

これにより、高年齢や卵巣機能低下の不妊症患者さんに対して、体外受精での採卵数の増加、良好胚発生率・胚盤胞到達率の上昇、妊娠率の上昇・流産率の低下など、卵子の質を改善する効果を認めたとする報告があります。

さらに、抗酸化作用のあるL-カルニチン、コエンザイムQ10、α-リポ酸などを加えることにより効果が高まるとされています。

内服のサプリメントと、注射があります。

メルスモン®の添付文書より抜粋
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薬理作用

   メルスモンの作用機序は、まだ充分明らかではないが、細胞呼吸促進、創傷治癒促進、抗疲労などの諸作用が認められており、これら多種多様の生物学的活性作用が広汎な生体過程への賦活作用を示し、組織細胞の新陳代謝を高め、身体の異常状態を正常化するものと推測される。

 

成分

   リジン、アラニン、アスパラギン酸、ロイシン、グルタミン酸、グリシン、バリン、セリン、チロシン、フェニルアラニン、スレオニン、アルギニン、プロリン、イソロイシン、メチオニン、ヒスチジン

 

その他の注意(日本赤十字社クロイツフェルト・ヤコブ病(CJD)の方、またはそれと疑われる方|献血をご遠慮いただく場合|献血の流れ|献血について|日本赤十字社 (jrc.or.jp)

 

   注射プラセンタの場合、感染症の罹患や、今後の献血ができなくなる恐れがあります。