全チームがグリッドでレインタイヤに履き替えるほどの大雨となりました。
雨の影響もありパレードラップでなくセーフティーカーランでスタート。
いつもの自分のグリッドを踏まなければならないローリングスタートとは異なり、ほぼ1列でスタートしました!
スタート早々、1台パスした伊沢選手🔥
やっぱり雨の中嶋レーシング!と喜んでいたら、どんどん路面が渇き始めました。
各チームがタイヤを変えるために緊急ピットインを開始します!
我らが64号車も12周目でレインタイヤからスリック タイヤに交換し、10番手でコースに戻ります。
タイヤが温まるまで時間がかかってしまったのか、3台にパスされてしまい引き離されそうになります…
が!タイヤが温まると前に追い付くことができ、バトルに参戦!!
ここの伊沢選手のバトルは燃えました❤️🔥
攻めの走りと守りの走りを器用に使い分けるような走り方に瞬きを忘れてコンタクト取れかけました😇
レースの3分の1が経過したところでGT300クラスのマシンに火災が発生し、セーフティーカーランとなります。
ここで前のマシンとのマージン(差)がなくなり、このセーフティーカーランが終わってピット戦争になるかと思いきや、半分の50周をすぎてもピットに入らず、伊沢選手の走行は続きました!
GT500クラスでは遅めの57周目にルーティンピットインを行い、フルサービス(給油、タイヤ交換)、ドライバーを太田選手に交代し、アウトラップを終えた時点で14番手でトップとは約48秒差。
66周目でGT300クラスのマシンから火災が発生して、セーフティーカーラン、そして赤旗となりレースが中断してしまいました。
そして、この赤旗中断中に大雨が降り始め、タイヤ交換のみ許可が出て、レインタイヤへ各チームが交換してレース再開を待ちました。
72周目でレース再開となり、64号車は14番手からの追い上げを狙います…
そして雨はどんどん弱くなっていきましたが、路面はウェットのまま。
じわじわと前のマシンをパスして開始5周で2つポジションを上げます。
雨の影響もあり、順位の変動が激しくなりますが、64号車はポジションをキープし、前のマシンにどんどん追いついていきます。
85周あたりで雨は完全に止み、路面も少しずつ乾いてきたこともあり、スリックタイヤに履き替える作戦を取るチームも出てきました。
そして、このころには64号車は8番手!
なんと6台をパスしてポイント圏内を走行していました。
そして、300クラスの多くのチームがスリックタイヤに履き替えを行い、そこが注目されている間に
64号車は4台が絡む表彰台をしており、私は息ができていませんでした。残り7周。
決勝レースがフルで公開されているSUPER GT 公式youtube では、2時間57分20秒あたりから始まります(指定時間に飛ぶリンクの作り方わかんなかったごめんなさい)
このバトルで4位にジャンプアップした64号車…
レース再開した時は14番手だったので、もう本当に数が数えられないくらいのバトルをパスしてるんだろうなと思うと、自分は応援しかできないのがつらくなります(重い女)
ここから、3番手にファイナルラップまで挑み続けた太田選手。
ファイナルラップではテールトゥーノーズでマシンを3番手の真後ろにつけるシーンも多く、パスを仕掛けて飛び込みましたが、オーバーラン。
そこからまたすぐ真後ろまでつけますが、ここでチェッカー。
3番手とは0.1秒差の4番手でレースを終えました。
このシーンは、定点カメラのチャンネルを変えてずっと追って応援していました。
太田選手の覇気ある走り、本当にかっこよかった!!!
レース後、ピットにお邪魔させていただいた時に、伊沢選手がグータッチをしてくれて、色んな思いを抱えた伊沢選手の笑顔は本当に嬉しかったです。
ドライバーアピアランスの時は、暑い暑い!とレーシングスーツを脱いだり着たりしていた太田選手が、ヘルメットも外さずにピットに戻ってこられた時には、全身から悔しい気持ちがあふれる太田選手に私も涙が堪えられず…嬉しいけど、悔しい4番手。
伊沢選手や中嶋監督、チームの方々が太田選手を温かく迎える様子もまたチームの雰囲気の良さを強く感じるシーンでした。
そして、正式結果では、上位チームにペナルティが発生し、2位となりました。
伊沢選手、太田選手の表彰台を見てゆりりと喜びを噛み締めることはできませんでしたが…2位は2位です!
あの難しい天候の中、レースを操り、マシンをゴールまで導いたチームや中嶋監督、ドライバーのお二人の強さをレースを見た全員が感じたと思います!
さて、もう明後日に迫ったSUPER GT Rd.5。
鈴鹿サーキットで450kmのレースで争われます。
では、また夜にタイムスケジュール等を更新しますね!!
KENWOODレディ 津田知美