PCサイトの「MyBirthdayハッピーウェブ」で、
「賢者の選択 心理テスト」という連載をさせていただいてます。
パソコンで、どなたでも無料でお読みいただけます。

月1更新で、毎月第1月曜日が更新日です。

というわけで、
6日に更新されています。

賢者の選択 心理テスト第20回 怪談『はかりごと』

今回は、
夏ということで、
小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の怪談を
ご紹介しています。
「はかりごと」という短編です。

怖い怪談というよりは、
「なるほど!」と感心させられる、
異色の怪談です。

そして、心理テーマは、
【手段の目的化】
人はつい手段と目的の区別を見失ってしまうもの。
目的と手段の区別がちゃんとついていないと、
人生をあやまってしまうことがあります。
また、そこをわざと利用して、人を動かさそうとする人も……。

なお、小泉八雲という人は、
たんに怪談の人ではなく、
古い日本の文化を心から愛し、
西洋化していくことを深く嘆いた人です。
日本にやってきて、
日本人の奥さんをもらい、
日本人になりました。
その奥さんが、
小泉八雲の思い出を語っている「思い出の記」という文章があります。
これがじつに感動的で、
私はこれで小泉八雲が大好きになりました。
無料の朗読があるので、ぜひ聴いてみてください!
→「小さな小さなラジオ放送局」

———————————————————————

前回のご紹介をまだしていませんでした。

賢者の選択心理テストNo.019 自分だけ他の人よりも不幸だったら……

井伏鱒二の
『山椒魚』をご紹介しています。

心理テーマは、
人間の「平等」ということについて。
平等を求めることは、
間違ってはいませんが、
自分の心を焦がすことになってしまう場合があります。
とても危険な心理でもあるのです。

———————————————————————

前々回のご紹介もまだでした……。

賢者の選択心理テストNo.018 「もし死ななくなったとしたら…」と考えてみる

SF小説
『二重太陽系死の呼び声』ニール・R・ジョーンズ
をご紹介しています。
Z級な感じのするタイトルですが、
なかなかの名作です。
挿絵は、藤子不二雄で、とても魅力的です。

「もし永遠の生命を持ったら、人の考え方はまるっきり変わる」
ということを、子供の私は、
この『二重太陽系 死の呼び声』から教わりました。

つまり、人の考え方や価値観の多くは、
じつは80年程度という寿命によって決まっているところが多いのです。
そのことを自覚すると、
いろんなことをあらめて考え直せます。

———————————————————————

この連載は、
感想を書き込んでいただける欄があって、
それがなによりの励みになっています。
すべて読ませていただいております。
今回も、いろいろ感想をお聞かせいただければ幸いです。


もしよろしかったら、1回目からもどうぞ。

賢者の選択 心理テスト第1回 誰からも見えない石壁