(犬竹義行監督)
先日、都内某所で撮影が無事に終わった。
終了時刻は24時ぐらい。まあ、いわゆるテッペンというヤツだ。
もちろん帰りは皆タクシー。
寒さも重なり疲労度は最高値に。
題材がサスペンス系だけに身体よりも精神の方がかなり疲れた。
だが、車内は撮影の余韻からの興奮状態がまだまだ覚めない。
同乗した出演者らを一人、また一人を自宅付近まで落としていくうちにようやく撮影が終わったことを実感する。やっぱり終わりは寂しい。
そして、同作品を「大人サスペンス」と称した、主役の新妻さと子は翌日から風邪を引いたらしい。子持ちなために早い回復を祈るばかりだ。
この数日間は同作品の準備のために他作業を怠ったが、これでようやく再開できる。
取り急ぎ、3月のリーディングアクト公演だ。
今年も残り約10日間。
悔いなくできる限りのことを行いたい。
全ては明日に繋がると信じ。
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2017年2月公開 短編映画
「誰が、誰で、誰を」
[監督]犬竹義行
[脚本]坂井優一・犬竹義行
[出演]新妻さと子・真山勇樹・名倉 愛・土屋 士
[協力]株式会社GURRE・ツチプロ
全ては一本の電話から始まった。
閉店したカフェに、忘れ物を取りに向かうと一方的に告げて電話を切った客。
時間を持て余す店主のミユキ。
ラジオから流れるのは殺人事件の犯人逃亡中のニュース。警戒を促している。
店に訪ねてきた捜査中の刑事。
話を聞くうちにミユキの顔色が青ざめていく。
……男の特徴が酷似しているからだ。
[GURRE MANAGEMENT]と[犬竹義行監督]の共同作品をどうぞご期待ください!