肥後之守の由来


ご存知の通り、GSX1100katana発売以降
katanaシリーズは多くの排気量の種別で発売されました。
よく聞く話では、1100cc、750ccなどの空冷を「刀」
400cc、250ccを「小刀」と称されます。
で、「小刀」で浮かんだのが、「肥後之守」です。
今はカッターナイフが主流ですが
ひと昔まえは「ボンナイフ」(最初の写真)って言うのがあって
それより前だと「小刀」=「肥後之守」でした。
(2番目の写真が現在販売中のもの)
15cm程度の中折れ型の鋼のナイフです。
戦前派、戦中派はこれで鉛筆を削り、竹とんぼをつくり
竹ひごからゴム動力の飛行機を作ったと思います。
(ちなみに私は戦後、かなり経ってから生まれですので!)
俺がまだ小学生だった頃、
家には電動の鉛筆削りがあり、
三菱鉛筆のUNI(ユニ)HBはコレで削ってましたが
お袋が赤鉛筆だけは肥後之守で削ってくれたのを覚えています。
俺にとっての最初の刃物との出会いが「肥後之守」だったのです。
(のちにボンナイフを使うようにもなりましたが、それでも肥後之守はずっと持ってました)
一昨年、親父が他界して、実家を売却するために
自分の部屋を整理してて、肥後之守を見つけて
非常に懐かしく思ったのです。
そんなことがあり、250Sを手にしたとき
愛称は「肥後之守」とすぐに決めました。
今時の方にはあまり知らない話でしょうが
なかなかいい名前だと自画自賛?!