この記事は「私は全く英語が話せない」と言う人に向けたものだ。9割の日本人は英語が話せない。そもそも英語を話す必要がなかったからだろう。
高校卒業までに少なくとも6年間は基礎の英語を学校で習う。そこで学ぶ英語は全く実用性がない。教科として英語が得意な人はいるが、いざ外国人を前にすると話せない人ばかりだ。こんな環境で生まれ育ってしまったら話せないのが普通である。
しかし、海外の人たちは日本と比べると英語を流暢に話す。これには歴史や文化的背景がある。
英語はイギリスの言語で地理的にも日本から圧倒的に遠く、文化もかけ離れている。例えば、日本語の「障害者」と言う単語は、英語で「disability 」である。日本語では、妨げとなる害を持つ者という意味に対して、英語はability 人間が本来持つ能力がdis無いという意味である。
語彙だけでなく文法も全く違う。英語には日本語にはない表現の仕方がたくさんある。日本語は世界の言語で1番英語と離れた言語であるとも言われている。
こんなにも離れた言語を話すのは容易ではない。しかし、英語は世界共通言語だ。世界に出れば、人々は英語が話せるという前提で話しかけてくる。はっきり言うが、日本人は圧倒的に不利である。
そして、外国人は英語が話せない人に対して苛立ちを覚える人もいる。あからさまに機嫌の悪い態度を取られることもある。しかし、私は全く気にしない。そんな事情を知らない教養のない人は世の中にたくさんいる。
また、日本人は日本人が英語で話そうとすることに対してバカにする傾向が見受けられる。日本人が海外の文化を学び、グローバル化を加速させることは日本国にとってとても良い影響を与えるはずだ。それを笑うということは、日本の発展の足を引っ張ることになるとも言える。
つまり、文法や発音が間違っていて周りから馬鹿にされても、ひたすら話すことを挑戦するしかない。笑われ続けることが、英語という強力なスキルを身につける最善の道である。