『営業マンの成長プロセス』 | 誠のつぶやき

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Cnetからの抜粋


ADK横山さんという方が書いている

『次世代型広告マンの育成プロセス』 という

記事にいろいろな意見が出ているようなので乗ってみたいと思います。


文中に、


今、広告会社は大概マス広告枠を売るために何十年もかけて作り上げた職能と組織体制で編成されている。広告会社における分業制は、マス広告枠を売るためにできている。

このフォーメーションとそれぞれの職能形成のプロセスのなかにいては、次世代型にスキルを変革するのはまず無理である。


逆にいうと、この仕組みの外で、広告ビジネスの実践で鍛えられているものの方が可能性は高い。

その典型がネット広告会社の若い広告マンたちである。


という記述がある。


往来の総合代理店の方の話では、 『組織力』 といわれる部分で、

すべてが、マス広告を販売するために向かう仕組みが組織的にできているそうだ。


日常のコミュニケーションが、ユーザーに新しい驚きや、感動、発見をあたえるための

クリエイティブを考える時間に振られ、アイデアを考えるためなら、本筋からそれたむだな話をすることも、

ブレインストーミングの一種として許される。


反面、ネット広告で鍛錬された人たちは、

数値化された結果=売上成果など=ビジネスの成功 を評価としている文化で育っているので、

クリエイティブそもものはビジネスが成功すれば、結果すべてOKだったことになる。


そのため、結果の出た過去事例。統計学や確率論による

データマイニングをすることで、勝利の方程式を導き出すことが可能だったりもする。


要するに、それぞれの文化で違う強みが育成されるプロセスがあり、

その全体感を理解して、賢くなったクライアントや市場そのものが、

必要性を感じているネット広告のアイデアを欲しているだけのように思う。


新分野の広告に携わる人は、この流れを安易に捉えると、

ビジネスの本質を考えることの鍛錬をやめてしまっているようにも感じる。

半か丁かを推理することに強いが、白紙に絵を書くことは難しい

そんな人が育っている気がしてならない。


ものすごく仕事ができて結果を出せる優秀な新人が、

ビジネスの将来性について意見交換をはじめるとまったく会話ができないのは、

典型的な例だ。


逆に、往来のクリエイティビティな仕事をしている人は、

ビジネスそのものを考える鍛錬が自然と身についている。


個人的には、この両社の違いを理解し、溢れる情報から的確に必要な情報を抽出し、

整理し、新しい形を作り出す。そんな鍛錬を繰り返している人が最後は生き残ると

思っています。


いずれの道も2、3年カジッた程度で、

考えることを怠ったってしまった人は成長プロセスから外れたと思っていい。

そんなにビジネスは甘いものではない。