すっごい久しぶりに、インターネットの広告価値について、
まじめに語ってみたいと思います。
ネットレイティングス(※インターネットの調査会社)から、
インターネット利用動向に関する発表がありました。
http://csp.netratings.co.jp/nnr/PDF/Newsrelease08282007_J.pdf
簡潔に、内容を解説すると、
媒体価値を測る新しい指標として注目されている「総利用時間(Total Minutes)」で、
主要サイトの各情報カテゴリごとの分析した場合、その構成比に大きな違いのあることが
明らかになったと書かれています。
各主要サイトの特徴としては、
・Yahoo! Japanは、オークションが総利用時間の26%を占め、トップページの利用時間を上回る
・各ポータルともメールサービスが上位に来ている。
(特にMSN/Windows Liveでは、全体の34%がメール利用に使われている)
・Googleでは圧倒的に検索が利用時間を占めている。
・gooはブログや「教えて!goo」などのCGMコンテンツが上位に上がっている。
このようになっています。
昔から、インターネットの広告価値を計る指標として、
広告1回あたりの露出単価設定(インプレッション単価)が使われていますが、
改めて広告露出の価値を問い直す必要性を明示していると思います。
A:広告ターゲットにいかに近い属性に訴求しているかの一致率(デモグラフィック)
B:露出の回数
C:露出総時間
とした場合、 A×B×C の掛け合わせで、
あらたな価値の指標を定めてみてもよいのではないでしょうか。
逆にいうと、どんなに流行のネットサービスを生み出しても、
ユーザーが反応しているか(クリック課金)のモデルを基準にしてしまうと、
広告価値が正確に測れず(・・・そもそもそれは商品価値ですし)
収益化ができなくなることで、メディアが疲弊してしまいます。
今後の継続的なネットサービスの発展のためにも、
代理店であるわれわれが、
一緒に価値の再設定をしていかなくはいけませんね。
と・・・
ちょっとまじめに考えてみました。