こんにちは、naoです。

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はじめましての方へ  
naoです。よろしくお願いいたします^^ 
自己紹介はこちらです。

 

先日実家から、
食べきれないほどたくさんのみかんを
もらいました。

 

日々食べるものの
ほんとうに食べきれないほどの量で、

なかなか減らない。

でも、早めに食べないと傷んでしまう。

困った…

ということで、
絞ってジュースを作ることにしました^^

 

洗って、半分に切って、絞る。

とってもカンタン、
濃厚なみかんジュースの出来上がりです。
 

 

ジュースができたところで
絞った残りの内袋や皮を捨てようとしたところ、

一緒につくっていた娘が、

できるだけゴミを減らすようにしないと
と、言い出しました。

 

ちょうど学校の授業で、

リサイクルについて
学んできたタイミングだったようで。

 

そこで
みかんの皮からまだ少し実が残っている内袋を外し、
鍋に入れて砂糖と一緒に煮込んで
ジャムを作ることにしました。
 

 

ぐつぐつ煮込んで
みかんのおいしさが凝縮されたジャムの完成。

食物繊維も豊富、
なかなかの出来栄えです。

 

ジュースより保存も効くし、使いやすいし。

ジャム、いいですね。
気に入りました^^

 

最後に残ったみかんの皮は
お風呂に浮かべて入浴剤代わりにしてみようかな、
と思っています^^

 

(みかんジャムとヨーグルト)

 

みかんと砂糖を煮詰めてジャムを作っていると、

その濃厚な香りから、ふと、
 

20年前に亡くなった祖母を思い出しました。
 

 

幼い頃、祖母はよく
みかん果汁を煮詰めたものを

作ってくれました。

煮詰めて濃くなった果汁を水でうすめ、
ジュースとして飲ませてくれていたのです。

 

当時のわたしは
みかんの濃すぎる香りがちょっと苦手で、

あまり得意ではありませんでした。

 

そのためか、
飲んだ記憶はそんなにありません(笑)


ですがその香りは
しっかりと記憶の中に残っていたのですね。

 

 

母が仕事で忙しかったので、

幼い頃、わたしと妹のお世話は
ほぼ祖母がしてくれていました。

 

祖母は厳しい人で、

ほとんど笑っている顔を見た覚えがありません。

 

それに、
周りの友達が自分の祖母を
「おばあちゃん」と呼んでいるのに、
 

わが家は「おばあさん」と呼ぶように言われ、

「ちゃん」づけで呼ぶと怒られていました。

 

何にしても小さい頃のわたしは、

そんな祖母が得意ではありませんでした。

 

どちらかというと、

わたしが暗くて表情に乏しいのは祖父母のせいだ、と

思っていたこともありました。

 

若い頃のことですけれどもね(笑)

 

(柑橘の木)

 

あの頃、わたしは祖母に
たくさんのものを与えてもらっていたことに

気づいてなかったなあと思います。

 

きっと、与えてもらえるのが当たり前だと

思っていたんです。

 

 

祖母はわたしに、
いろんなものを与えてくれました。

 

裁縫やあやとり、トランプ。
デパートへの買い物、近所へのお出かけ。

畑で作っている果物で、栄養たっぷりのジュースを作ってくれていたのも祖母。

 


多忙な母に代わって、
祖母はたくさんの時間と愛情を

わたしと妹に注いでくれていたんだな。

 

みかんが煮詰まる香りを感じながら、

そう思ったのでした。

 

もちろん、祖母との想い出は

いい思い出ばかりではありません。

 

笑わなくて、厳しくて。

「さん」づけだったから、ちょっと心の距離もあって。

叩かれたり、怒られたりもあって。

 

嫌だなと感じる思い出もあります。


でも、大正生まれの祖母は
その時代の価値観で、
精いっぱいわたしたちのお世話を
してくれていたのだと思うのです。
 

 

恩は順送りといいます。

亡くなった方から受けた恩は
もう返すことができません。

 

祖母たちが与えてくれたものを
受けとって育ったわたし。

子どもたちやその周りの人たちに、
どんな思い出、どんな景色を

残してあげられるのだろう。

どんなものを残してあげたいのかな。

 

ふと、そんなことを考えてみたのでした。

 

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お読みいただきありがとうございました。