こんにちは、naoです(ちょっと名前を変えてみました^^)。
いよいよ梅雨入りしましたね。きのうは曇り空、ときどき大雨が・・・。
きっと植物やカエル、カタツムリは大喜びでしょうね。
人の目を気にしすぎて、行動できない。
そんなことはありませんか?
若いころ、わたしはとにかく人の目を気にしていて、毎日が窮屈でした。
たとえば授業中、窓際の席だったのですが、日が当たってまぶしいにもかかわらず、授業中に立ち上がってカーテンを閉めに行くことができませんでした。
自分もまぶしいからきっと周りの人もまぶしいだろうな、でも誰もカーテンを閉めようとは言わない。先生もカーテン閉めなさいね、とは言わない。
授業の間ずっと、まぶしさに耐えながらどうするべきかを悩んで悩んで・・・そして授業が終わるという(-_-;)
誰からも指示されていないことをしてしまったら、周りからどう思われるだろうか・・・。
行動をとがめられるんではないだろうか。
こんなことをしたら周りの人に嫌われるんじゃないか。
そればかりを考えてしまい、体が動かなかった。
ただただ、人の目を気にしすぎて、「立ち上がってカーテンを閉める」という行動ができなかったんです。
え?何それ?
「まぶしいからカーテン閉めるね」って周りの人に言ったらいいじゃないの。
読んでくださっているあなたは、きっと、びっくりしたかもしれませんね。
そうですよね(笑)今ではそう思います。
かりに、先にカーテンを閉めたとして何か言われても、「まぶしかったから」と言えばすむだけのこと。
でもその頃のわたしは、それが言えなかった。
ほんとに窮屈な人生を送っていました。
不思議ですよね、誰もわたしに窮屈を強いていたのではありませんものね。
わたしが勝手に周りの人や先生を怖がり、恐れていたんです。
妄想ですね(笑)
頭は事実ではないことを作り出していきます。
小さな恐れが、まだ起こってもいないのにどんどん大きく膨らんでいき、自分自身をがんじがらめにしてしまいます。
もしもそれをやったら笑われるんじゃないか、怒られるんじゃないか、失敗するんじゃないかって。
こうして客観的にみてみると滑稽なんですけど、本人はいたって真剣です。
そして、わたしの例はほんとに笑えるような小さなことかもしれませんが、こういった先走って動けなくなることは、日常のなかにもよくあることですよね。
たとえば、みんなと違う意見を言いたいけど、こんなことを言うと周りから何と思われるだろうか。
新しい資格にチャレンジしたいけど、お金もかかるしどう思われるだろうか。
お気に入りの服を着たいけど、この歳だし周りから見てどう思われるだろうか。
などなど。
わたしは何か人と違うことをやろうと思うたびに怖くなり、言いようのない不安にかられていました。
でも大人になり、ある時やっと、この恐れは自分が勝手に作り出していることに気づきました。
あることをやってみようと思うけど、そのことを夫がどう思うのかとても怖かったんです。
話したら怒られるんじゃないか、嫌われるんじゃないかと、妄想で頭の中がぐるぐるして。
でもある日思い切って話してみたら、なんてことはなかった・・・。
あれ?何もなかった。
その時は脱力感に襲われ、泣きました。
何、心配してたんだろうって。
もちろんその経験があったからといって、すぐに周りの反応を気にしなくなったのではありません。
何度も怖がりながら、やってみては、何もなかったことを実感し、また怖がってはやってみて大丈夫だったと実感し・・・。
そんな繰り返しから、少しずつ、怖がりながらも動けるようになってきました。
なにぶん、ほんのちょっとしたことで人目を気にして動けなかったので、ずいぶんの進歩です(笑)
おかげで今は、新しいことにもチャレンジできるようになってきました。
頭で考えているだけでは、恐れの妄想が膨らんでいって、何も進みません。
じっさいに小さいことでもやってみることで、自分を、周りを受け入れられるようになります。
小さなことを少しずつ。
まずやってみることで、頭の中の不安の妄想は思うほどではなかった、という実感を積み重ねていきましょう^^