先日、ミュージックスクールの説明会に行ってきた。

たまたまネットで見かけた所で、詳しい内容が知りたくて以前にカタログを取り寄せていた。

 

4月と10月、年二回の募集があり一年間、希望する科で学ぶことができる。

全日制(昼間コース)で音楽のプロを目指すための養成校とある。

 

コースはVOCAL、SINGER-SONGWRITER、GUITAR、BASS、MUSIC CREATORの6種類。

それぞれのコースには本科と基本科がある。

 

時間割を見ると、日によって3.4時限ある。短大並だ。

大体のことは分ったけ。れど、やはり行ってみて学校の雰囲気や先生、生徒など様子が見てみたかった。

毎月3回ほど説明会があると知り、思い切って申し込んでみた。

 

私はある目的から、作詞・作曲を始めようと思い立った。

ところが全くの初体験で、何から手を付けて良いか分らない。

 

おまけにギターは初心者。

ピアノは幼い頃、少しかじったくらいでほとんど弾けない。

そこで音楽の基礎基本から学びたいと思っていた。

 

 

当日は午後2時から説明会があった。

場所が分らないといけないので、早めに家を出た。

 

かなり早く会場に着いてしまい、受付の方はいらっしゃったが、まだ誰も来ていない。

一番前の席に通され、資料を受け取った。

渡されたアンケートに、希望する科、目標など簡単な質問に答えて提出した。

 

ここは普段は教室のようだ。

エレクトーンが前方に。

横にはアコースティックギターがずらりと並んでいる。

 

緊張しながらも、キョロキョロと見回してボケッと考え事をしていると男性が現れた。

今日の出席者は少なくて、2人とのことだった。

思ったより少なく、更に緊張してきた。

 

開始時刻も迫り、不安がよぎった。

もしかして、もう1人の方は来ないかも‥

 

ところが始まる寸前に後方から話し声がした。

良かった、お見えになったようだ。

 

一番前の隣のテーブルに案内された。

横目でチラリと見ると、30代くらいの女性だ。

 

程なくして中年の男性が登場された。

こちらで先生をされているそうだ。

 

大まかな学校の特徴を話されたあと、卒業生で活躍されている方々のビデオを見ながらエピソードなど、付け加えてくださった。

 

一通り終わると、個別に分かれて説明を受けた。

アンケートをもとに、どんなことを目指すのか、歌や楽器など、どの程度の経験があるのか聞かれた。

 

2年間、コーラスを習っていること、楽器は初心者、作詞・作曲ができるようになりたいと伝えた。

 

それから声が低いことが悩みと言うと、先生は桑田さんだって‥だから大丈夫だとおっしゃった。

 

シンガーソングライター科の基本科を希望と書いたが、基本は簡単すぎるから本科でいきましょうとのことだった。

 

何でもこの先生は長い間、お勤めをされていたそうで、音楽は高校時代から趣味でされていたそう。

 

でも、途中で音楽の道に進みたくなって今に至るそう。

音大でも教えていられるとか。

 

作曲で使う楽器の話になった時、

エレクトーンで即興、曲を弾いてくださった。

素晴らしい指裁きと音色に感動しながらも、こんな風に弾けるまでどのくらいかかるのだろうと不安がよぎった。

 

入学までの2ヶ月間、無料で8回、希望する授業が受けられるとのこと。

ギターは始めに持ち方など、教えてもらうといいよとアドバイスをいただいた。

 

最後に先生は「どれだけ音楽が好きかです」とおっしゃった。

 

その後、場所を変えて、体験授業を受けることになった。

私はボイトレなるものを初めて体験した。

 

若い女性の先生で、笑顔ではつらつとした感じ。

いっぺんに緊張は解けた。

 

何か好きな歌を聴かれたので、思いつかずユーミンの「守ってあげたい」と答えた。直ぐに先生は楽譜をコピーしてくださり、授業となった。

 

始めにピアノの横で歌った。

その後、イスに座って、下腹部に手のひらを差し込み、指先で押しながら歌うよう指導された。

 

お腹にいっぱい空気を吸い込んで、声を出して歌う。

息継ぎが難しかった。

先生に、音がはっきりと出るようになったと言われた。

とても分かりやすい授業だった。

 

こうして私は一年間、頑張ってみることになった。

丁度、家を手放し、管理業務からも解放された。

 

一生のうち、こんな時間があってもよいかなと思い、母に相談して承諾も得た。

私の大きなチャレンジが始まる。

 

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最後までお読みいただき有り難うございます。