このところ、犬のお散歩コースを開拓するのが楽しい。
先日、自宅前の道から住宅街を駒沢通りに向かって歩いていた。
すると公園の前に出た。
木が茂り、日陰もある。
良い感じだな~と思いながら公園を通り抜けていくと、小さな鳥居があった。
もしかして、ここは天祖神社?
やっぱりそうだ。
駒沢通りからは少し奥まった所にある。
その存在は知っていたが、立ち寄ったことはなかった。
境内には茅の輪が設置されていた。
そして掲示板には以下のような張り紙があった。
今年もいよいよ半年、水無月の夏越の祓を行う頃となりました
来る夏を清々しく元気にお迎えしていただくよう準備を進めております
古より現代のへ伝わっております「茅の輪神事(くぐり)」の故事に因み、
皆様方にはどうぞ神々さまのご加護の下、年の後半も心も体を健やかにお迎えください
「茅の輪」の由来
その昔、旅の途中の神様をまずしくとももてなしたお礼の茅の輪のおかげで蘇民将来という人物とその家族が疫病から免れたことから、茅の輪神事(くぐり)の伝来となって今日まで伝わっている 天祖神社
掲示板には有り難いお言葉が載っていた。
茅の輪のくぐり方の説明書きがあったので、私も挑戦してみた。
「清めたまえ、祓えたまえ」と唱えながらくぐるとか。
境内には道標を兼ねた2つの庚申塔がある。
共に目黒区指定文化財となっているそう。
この説明書きを読んで、子供の頃、祖母がこの辺りの商店街を伊勢脇と呼んでいた理由が分かってすっきりした。
先日、町会の方が訪ねてきた時、お祭りの奉納金の話の中で、天祖神社がこの町会の氏神様だと知った。
それから、天祖神社は天照大神が祀られていることを今更ながら知った。
一ヵ月前にお伊勢参りをしてきたばかりで、ご縁を感じられずにいられない。
朝の忙しい時間に、ご近所の方がけっこう参拝されている。
私も有り難いご縁を大事にして、これからはちょくちょくお参りに来たい。
最後までお読みいただき有り難うございます。